ClaudeとChatGPT、両方を契約したものの「結局どっちを使えばいいのか」と迷っていませんか。あるいは、AIが出してきた答えを「まあ、こんなものか」と受け取って、そのまま使っていないでしょうか。
実は、この2体のAIは、どちらか一方を選ぶものではありません。組ませて使うと、出てくる成果物が変わります。この記事では、2体のAIを協力させる具体的な方法を、そのまま使える指示文つきで紹介します。
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なぜ1体に任せきりだと危ういのか
1体のAIに相談すると、返ってくるのは1つの視点だけです。それが良い答えなのか、他にもっと良い考え方があるのか、確かめる手がかりがありません。
さらに厄介なのは、作ったAI本人に「これでいい?」と聞いても、あてにならない点です。AIは自分が作った成果物には甘く、たいした根拠もなく「完璧です」と返してきます。

大事な提案書や企画書ほど、この「検証されないまま世に出る」状態が怖いところです。社内に相談相手がいない一人の仕事なら、なおさらです。
2体のAIは、実はお互いを呼び出せる
あまり知られていませんが、Claude側の開発ツール(Claude Code)と、GPT側の開発ツール(Codex)は連携できます。片方で作業しているとき、もう片方を呼び出して意見を聞かせられます。
しかも、難しいコマンドを覚える必要はありません。作業中のAIに「もう片方と相談して」と日本語で頼むだけで、AI同士が勝手にやり取りしてくれます。あなたが2つの画面をコピペで往復する必要はなくなります。

前提は、2つのツールが同じパソコンに入っていることだけです。ここから、実際に役立つ3つの使い方を紹介します。
使い方1 迷っている相談は2体に議論させる
企画・方針・構成のように、正解のない相談は、1体に聞くと1つの視点で終わります。「こんなものか」で止まってしまったときこそ、もう1体を巻き込んで議論させます。
やり方は簡単で、作業中のAIに次の指示文をそのまま投げるだけです。
これについて、codex execでGPT5.6 Solと議論して、
一致した結論と割れた論点を分けて報告して。
【議論したいこと】ここに悩み・企画・方針を書く
指示文の中の「codex exec」「GPT5.6 Sol」は、Claude側からもう一方のAI(GPT側の最新モデル)を呼び出す部分です。逆にGPT側から使うときは、この部分を「claude -pでFable5」と読み替えます。反論と対案が2体の間で往復し、案がひとりでに煮詰まっていきます。
使い方2 大事な資料は2体に敵対的レビューさせる
使い方1が「作る前に煮詰める」方法なら、こちらは「出す前に穴をつぶす」方法です。対象は、後戻りすると手間が重いもの。計画書・企画書・提案文などが向いています。
先ほど書いたとおり、作ったAI本人に「これでいい?」と聞いても自分に甘い答えしか返りません。そこで、2体に粗探し専門でレビューさせて、指摘を突き合わせます。
Fable5のサブエージェントとcodex execのGPT5.6 Solを呼び出してこの計画書をそれぞれに敵対的にレビューさせて。
- 問題点・抜けてる前提・失敗しそうな箇所を重要度順に列挙して
- 確信が持てない指摘には「推測」とつけて
2体の指摘を「両方が挙げたもの」と「片方だけのもの」に分けて報告して。
読み方はこうです。両方のAIが挙げた指摘は、最優先で直します。片方だけが挙げた指摘は、もう一方が見落としていた穴です。記事でも提案文でも、出す前に失敗をつぶしたいものには、同じやり方が効きます。
使い方3 ふだんの作業は得意な方に振る
議論やレビューをするまでもない日々の作業は、最初から得意な方に任せます。得意が分かれているので、振り分けるだけで速さと質の両方が上がります。
・Claude(Fable系)に振る作業:手順書・計画書づくり、文章の作成、アイデア出しなど考える仕事
・GPT(Codex/Sol系)に振る作業:実装、修正、決まった手を動かす作業

どちらが総合的に賢いかで選ぼうとすると、いつまでも決められません。分野とタスクで得意な方に渡す、と割り切るほうが仕事は進みます。
よくある質問
Q. プログラミングの知識がないと使えませんか?
A. 指示文をコピーして貼り付けるだけで使えます。コマンドの意味を理解する必要はなく、「もう片方と相談して」と日本語で頼む形でも動きます。
Q. 2体とも有料契約が必要ですか?
A. 連携させるには両方のツールが必要です。いきなり2体そろえなくても、まず片方で使い慣れてから、もう片方を足す形で十分です。
Q. どちらのAIを主に使えばいいですか?
A. 優劣は分野とタスクで決まります。文章や計画はClaude、実装や修正はGPT、と得意で分けるのがおすすめです。総合力で選ぼうとすると決められません。
Q. 一人で仕事を回していても役に立ちますか?
A. 提案書や企画書を一人で仕上げる場面ほど、2体で検証する効果が出ます。相談相手が身近にいなくても、AI同士に議論させれば第三者の視点が手に入ります。
まとめ
AIは、1体を選ぶ時代から、2体を組ませる時代に入っています。迷う相談は議論させる、大事な資料は敵対的レビューにかける、ふだんの作業は得意な方に振る。この3つを試すだけで、AIの答えを「こんなものか」で受け取ることがなくなります。まずは今抱えている相談を1つ、2体に議論させるところから始めてみてください。
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