「自分のお店やサービスのサイトを、AIを使って自分で作ってみたい」。
そう考える個人事業の方が増えています。ところが、いざAIに任せてみると、出来上がりがどこか素人っぽい。色づかいや余白が中途半端で、いわゆる"それっぽさ"が出ない。そんな声をよく聞きます。実はこれ、AIの実力不足ではなく、お手本の渡し方を知らないだけかもしれません。
この記事では、デザインの知識がなくても、AIに見本を渡すだけで仕上がりを引き上げる方法を紹介します。
▼記事を3分で理解できる!マンガ風スライドはこちら
なぜAIで作ったサイトは「素人っぽく」なるのか
AIにサイトやアプリの見た目を任せると、機能はそれなりに動くのに、見た目だけが惜しい。そんな結果になりがちです。理由はシンプルで、AIは「何を作るか」は理解できても、「どんな雰囲気で仕上げるか」の正解を持っていないからです。

人間のデザイナーなら、参考にするサイトを頭の中に何百と蓄えています。一方でAIは、こちらが具体的な方向性を渡さないと、当たりさわりのない無難なデザインに落ち着いてしまいます。色、文字の大きさ、余白の取り方という"感覚の部分"こそ、AIが一番苦手とするところなのです。
解決策は「デザインの設計図」をAIに渡すこと
ここで役立つのが、デザインのお手本をまとめてくれるサービスです。今回紹介する「Refero Styles(リフェロ・スタイルズ)」は、誰もが知る有名サービスのサイトデザインを、AIが読み取れる形に翻訳して提供してくれる新しいサービスです。現在はベータ版として公開されています。

提供されるのは「DESIGN.md(デザイン・エムディー)」と呼ばれるファイルです。これは、あるサイトの色・フォント・余白・部品の使い方といったデザインのルールを、文章の形でまとめた設計図のようなものです。専門知識がなくても、コピーして貼り付けるだけで使えます。
DESIGN.mdって何ですか
ひとことで言えば、「このサイトはこういうルールで見た目を作っています」という説明書です。人間が読んでも分かりますが、本来はAIに読ませるために作られています。これをAIに渡すと、AIはそのルールに沿って、ぐっと洗練された見た目で組み立ててくれます。

実際の使い方は3ステップ
難しい設定はいりません。流れはとてもシンプルです。
・手順1:作りたいものに近い雰囲気のお手本を、Refero Stylesのサイトで選びます
・手順2:選んだお手本のDESIGN.mdをコピーします
・手順3:AIでサイトやアプリを作れるツール(Cursor、Claude Code、v0、Lovable など)に貼り付けて、「この雰囲気で作って」と指示します

たったこれだけで、AIは渡された設計図を手がかりに、方向性の定まったデザインを返してくれます。ゼロから「いい感じにして」とお願いするより、はるかに安定した結果になります。
使うときの2つの注意点
便利な一方で、押さえておきたい点が2つあります。
ひとつは、お手本はあくまで参考であって、まる写しではないということです。有名サービスの見た目をそっくり再現するために使うものではありません。自分のサービスらしさを保ちながら、雰囲気や質感の方向性だけを借りる。そういう使い方が想定されています。

もうひとつは、料金です。サイトを開いてDESIGN.mdをコピーして使う基本的な使い方は、ベータ版の現在は無料で試せます。一方で、AIツールと直接つないで自動で探させる連携機能を使う場合は、有料プランが必要になります。まずは無料の範囲から試すのがよいでしょう。
よくある質問
Q:デザインの知識がまったくなくても使えますか。
A:使えます。お手本を選んでコピーし、AIに貼り付けるだけなので、専門知識は必要ありません。
Q:自分のお店のサイトにも応用できますか。
A:できます。作りたいものに近い雰囲気のお手本を選べば、個人店のサイトでも雰囲気のある仕上がりに近づけられます。
Q:無料でどこまでできますか。
A:ベータ版の現在は、サイト上でお手本を選んでDESIGN.mdをコピーする使い方を無料で試せます。AIツールとの直接連携は有料です。
まとめ
ポイントを整理します。
・AIで作ったサイトが素人っぽくなるのは、お手本を渡していないことが原因です
・Refero Stylesのお手本(DESIGN.md)を渡せば、デザインの知識がなくても仕上がりが安定します
・まずは無料の範囲で、作りたいものに近いお手本から試すのがおすすめです
「センスがないからWebは作れない」と諦めていた方こそ、AIにお手本を渡すこの方法を一度試してみてください。
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