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2025/12/28

NotebookLMのスライド資料はプロンプトでここまで変わる:5つのデザイン比較

筆者/喜多 辰徳

NotebookLMの「スライド資料」は、同じソースから作っても毎回出力が微妙に変わります。では逆に、「プロンプトで“狙ったデザイン”に寄せられるのか?」を試してみました。

今回の題材は、石川県観光データ分析プラットフォーム「Milli」の 兼六園・金沢城公園 入園者数データです。

スライド資料の作り方は、過去記事を参照してください。
▶ NotebookLMの使い方ガイド:ソース追加〜要約〜スライド作成まで手順で解説
https://ai-no-chikara.com/posts/notebooklm-how-to-use


はじめに:プロンプトの入力方法

やることはシンプルで、「スライド資料」を作るときに“カスタマイズ用の入力欄”へ指示を書くだけです。

  1. NotebookLMでノートブックを開く

  2. Milliのデータ(PDFや表など)をソースに追加

  3. Studio(スタジオ)から「スライド資料」を開く

  4. カスタマイズ入力欄にプロンプトを入れて生成

※ポイント:見た目(トーン・世界観)は寄せやすい一方、構成や強調ポイントまで狙うなら「誰向け/目的/入れてほしい要素」も一緒に指定した方が安定します。


試してみた:プロンプト別 5パターン比較

① プロンプト:なし

落ち着いたトーンで、観光案内や読み物の“表紙”っぽい雰囲気になりました。いちばん無難ですが、データの主張は弱くなりがちです。
PDF:https://x.gd/vN3t2


② プロンプト:日本のマンガのようなコマ割りとトーンで作成して

一気にマンガ演出(コマ割り・擬音・モノクロ寄り)になって、ストーリーの導入として強いです。反面、フォーマル用途には向かないかもしれません(社内報・SNS向き)。
PDF:https://x.gd/kGB6n


③ プロンプト:IT企業のピッチデッキのようなモダンなデザインで作成して

余白多め・線やグラフを活かした“それっぽい資料”に寄ります。自治体や企業向けの説明資料に使いやすい一方、無難すぎて個性は薄くなりやすいです。
PDF:https://x.gd/0Ptr2


④ プロンプト:明るく楽しいポップなカラフルデザインで作成して

色とモチーフが増えて、イベント告知や入門向けに強い見た目になりました。目を引く反面、情報量が多いスライドだと“にぎやかさ”がノイズになる可能性があります。
PDF:https://x.gd/9NCq6


⑤ プロンプト:グラフや図表を中心にした分析的なデザインで作成して

見出しが強く、報告書寄りの雰囲気。「数字で語る」前提の資料として一番相性がよさそうです。逆に、観光の情緒を出したいときは硬く見えるかもしれません。
PDF:https://x.gd/4cbnL


まとめ:分かったこと

今回の結論はシンプルで、プロンプトで“デザインの方向性”はちゃんと変えられる、です。

ただし、ここで勘違いしがちなのは「デザイン指示だけで、伝わり方まで完璧にコントロールできる」と思うこと。これは危険です。

  • 「マンガ調」「ポップ」などの指示は効きやすい(=見た目は変わる)

  • でも「何を強調するか/どの順番で納得させるか」は、指示が薄いとブレやすい

もし狙い通りに寄せたいなら、スタイルだけでなく、次の3点を一緒に書くのがコツです。
①誰向け(例:観光担当・経営層・一般向け)/②目的(例:報告・提案・SNS拡散)/③必須要素(例:前年比、転換点、要因仮説)

テンプレ(そのまま使えます):

  • 「対象:〇〇向け。目的:〇〇を説明して意思決定につなげる。スライドは10枚以内。必ず“転換点”と“要因の仮説”を入れ、グラフ中心で。」

前回記事「石川県観光データ(Milli)をNotebookLMでスライド化してみた:日本人観光客アンケート編(3パターン比較)」でも触れた通り、同じ工程でも出力は毎回変わります。でも今回のようにプロンプトで指示すると、“好みの方向へ寄せる”ことは十分可能でした。プロンプト内容で様々なパターンのデザインが作れますので、ぜひ皆さんも試してみてくださいね。

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