「AIに聞けば何でも答えてくれる」系のツールだと思って触ると、NotebookLMはたぶん期待外れになります。NotebookLMの強みは “自分が入れたソース(資料)を土台に、要約・整理・資料化する” こと。逆に言うと、ソースが弱い/少ない/偏っている と、出力も同じだけ弱くなります。この記事では、初期画面から ソース追加 → Web検索で収集 → 要約 → Studioでインフォグラフィック/スライド作成 → ダウンロード まで、迷わず再現できる手順で解説します。
この記事でできるようになること
ノートブックを新規作成できる
PDF・Webページ・YouTube・テキストなどを“ソース”として追加できる
Web検索(Fast Research)で関連ソースを集められる
チャットで要約・論点整理ができる
Studioからインフォグラフィック/スライド資料を作れる
出力物をダウンロード・共有できる
事前に知っておくべき注意点
NotebookLMは“正解生成”ではなく“資料ベースの整理”が主用途です。
出力は間違う前提で扱ってください(誤読・抜け・言い切り過ぎが混ざります)。
そのまま提出・公開は危険。最終確認は必ず元ソースに戻って行うのが前提です。
手順1:ノートブックを新規作成する

NotebookLMを開く
「ノートブックを新規作成」をクリック
ノートブック名を付ける(おすすめ:目的+テーマ+日付)
例:「能登観光_復興施策_2025-12」
ここで雑に名前を付けると、後から探せなくなります。運用で地味に効いてくるので最初に整えてください。
手順2:ソースを追加する(アップロード/リンク/貼り付け)

ノートブック作成後、まずやることは「ソース追加」です。NotebookLMは、ソースを入れないと始まりません。
ソース追加のやり方
画面の「ソースを追加」から、次の方法で投入できます。
ファイルをアップロード(ドラッグ&ドロップ可)
例:PDF、txt、Markdown、音声(例:mp3)、docx、画像ファイル(png/jpg等)…など
※対応形式は画面表示に従ってください(時期によって変わる可能性があります)。
Googleドライブから取り込み
リンク(ウェブサイト/YouTube)
テキスト貼り付け(コピーした文章をそのまま投入)
失敗しがちなポイント
いきなり大量投入すると、論点が散って要約が薄くなります。最初は5〜10ソースくらいで十分です。足りないと感じたら追加する、が安定します。
ブログ記事やまとめサイトだけだと、結論がふわつきます。できれば 一次情報(公的資料・統計・公式発表) を混ぜてください。
手順3:Web検索(Fast Research)でソースを集める

NotebookLM内でWeb検索して、関連ソースを拾えます。画面左側の検索ボックスを使います。
左側の検索欄に調べたいテーマを入力
例:「石川県のインバウンド市場推移」
検索対象を選ぶ(例:ウェブ)
検索モードを選ぶ(例:Fast Research)
右側の矢印ボタンで検索実行
検索クエリのコツ(浅い検索を避ける)
悪い例:能登 観光
良い例:能登 観光 宿泊者数 推移 統計/石川県 外国人延べ宿泊者数 月次/観光庁 統計 能登
“ふわっとした単語”だと、ふわっとしたソースが集まります。ここはケチらず具体化した方が、後工程がラクです。
手順4:検索結果からソースをインポートする

検索すると候補ソースが一覧表示されます。よさそうなものを選んでインポートします。
検索結果を確認
取り込みたいソースにチェック(または選択)
「インポート」をクリック
ここでの現実的な判断基準
タイトルが煽りっぽい/出典不明 → まず外す
統計や公的機関、業界団体、大学、一次情報が含まれる → 優先
同じ内容の重複ソース → 減らす(ノイズになります)
手順5:チャットで要点を要約・整理する

ソースが入ったら、中央の「チャット」で要約や論点整理ができます。ここでの勝ち筋は「雑に聞く」のではなく、出力形式を指定して聞くことです。
まず使うべき質問テンプレ(コピペOK)
全体要約(短く)
「このソース全体を、結論→根拠→補足の順で200字で要約して」数字・根拠の抽出
「重要な数字・指標・根拠を、出典付きで箇条書きにして」論点整理
「論点を“現状/課題/原因/打ち手/リスク”で整理して」反対意見(偏り対策)
「この要約に対する反証・弱点・想定される反対意見も挙げて」
ありがちな事故
“それっぽい文章”が出た時点で満足してしまう
→ 目的は要約ではなく、次の成果物(資料・記事・提案)です。次の用途に合わせて追加質問してください。
手順6:Studioでインフォグラフィック/スライドを作る

右側にある「Studio」から、成果物を生成できます(表示上「ベータ版」などの表記がある場合があります)。
6-1:インフォグラフィックを作る

Studioで「インフォグラフィック」を選択
生成された成果物がStudioに表示される
クリックして内容を確認
失敗しないコツ
いきなり作らせるより、先にチャットで「章立て」を作ると崩れません。
例:「現状→課題→解決策→期待効果」で見出し案を作らせてから、インフォグラフィックへ。
6-2:スライド資料を作る

Studioで「スライド資料」を選択
生成されたスライドがStudioに追加される
クリックしてプレビュー確認
スライド生成の現実
いきなり「いい感じのスライド作って」は、ほぼ事故ります。
先にチャットで以下を作ってからスライドに流すと安定します。
目的(誰に何を決めてもらうか)
章立て(5〜8枚程度)
各スライド1メッセージ(タイトル+要点3つ)
手順7:ダウンロード/共有する

Studioの出力画面には、共有やダウンロードの操作が用意されています。表示されているアイコン(共有・ダウンロード等)から保存しましょう。
ただし、ここで終わると危険です
出力物は“完成品”ではなく“下書き”です。
最低限チェックすべきはこの3つ:
数字・固有名詞・時系列が正しいか
「断定」になっていないか(根拠があるか)
重要な前提条件が抜けていないか
この確認を省くと、記事でも資料でも信頼が落ちます。AI活用の失敗はだいたいここです。
よくある質問(FAQ)
Q. 無料で使える?
提供形態(無料枠・有料プラン・制限)は変更されることがあります。最新の条件は公式の案内で確認してください。
※記事内では断定せず、確認導線を置くのが安全です(後から事実が変わって記事が嘘になります)。
Q. ソースはどれくらい入れるのが正解?
最初は 5〜10個で十分です。精度が出ないときは「数を増やす」より先に、一次情報を混ぜる/重複を減らす/質問を具体化する方が効きます。
Q. 出力が長い・薄いときは?
「短くして」ではなく、型を指定してください。
例:「結論→根拠→次の打ち手の順で、各3行」など。
まとめ:最短ルートは「少数ソース→要約→成果物→検証」
NotebookLMは、触り方さえ間違えなければ「調査→整理→資料化」を一気通貫で短縮できます。ただし、成果物をそのまま使うのではなく、最後にソースへ戻って検証するのが前提です。
まずは1テーマでOKです。5〜10ソースを入れる → チャットで要点整理 → Studioでスライド化 → 数字と断定表現をチェック。この流れを1回回すと、NotebookLMの強みが体感できます。
<Information>
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