お問い合わせ

TOPICS

2026/06/25

NotebookLMの出力が変わる、今日試せる20の使い方

筆者/喜多 辰徳

同じNotebookLMを使っているのに、人によって返ってくる答えの質が大きく変わります。これは能力の問題ではありません。使い方を知っているかどうか、その差だけです。

NotebookLMは、ボタンを押せば誰でも同じ機能を使えます。けれど「要約して」と頼んで3行の薄い答えで止まってしまう人と、根拠つきで深い分析を引き出す人がいます。違いは、聞き方・ソースの絞り方・設定の3点に集約されます。

この記事では、外部ツールを使わず、NotebookLMだけで完結する20の使い方を5つの軸に整理して紹介します。難しい設定はいりません。今日読んだその場で試せます。


聞き方を変えると、出力の量と質が変わる

NotebookLMの答えが物足りないとき、多くの人は質問の中身を変えようとします。けれど効くのは、語尾に足す一言です。

たとえば「網羅的に、徹底的に、できるだけ詳しく出力してください」と添えると、漏れと深さが一段変わります。手順を知りたいときは「ステップバイステップで説明してください」、もう一歩掘りたいときは「この点をもっと深掘りしてください」と重ねます。

NotebookLMは、指示がないと資料の要約で止まりがちです。そこで「上記を踏まえて、あなたの考察も加えてください」「資料から読み取れる本質的なポイントは何ですか」と頼むと、整理の先にある示唆まで返してくれます。その考察も出典にひもづくため、引用をたどって確かめられます。ここまでが使い方の1から3です。


ソースは足し算ではなく、引き算で精度が上がる

使い始めた人がほぼ全員やってしまうのが「関係しそうな資料を全部入れる」ことです。情報は多いほどよい気がしますが、NotebookLMでは逆効果になります。関連の薄い資料が混ざると、答えの精度が落ちます。

打ち手は2つです。1つは、各ソースの横にあるチェックボックスで参照範囲をその場で絞ること。たとえばA社の資料だけにチェックを入れて質問し、次にB社だけに切り替える、という使い方ができます。もう1つは「1つのノートブックは1つのテーマ」を守ることです。

例外は、新しい発想がほしいときだけです。あえて異分野の資料を混ぜると、思いがけない組み合わせのアイデアが生まれます。さらに、生成した議事録やレポートをもう一度ソースに戻すと、ノートブックは使うほど内容が厚くなります。これが使い方の4から7です。


設定を変えると、別のAIになる

多くの人が一度も開いていないのが、チャットの設定です。ここを触るだけで、出力は大きく変わります。

設定の会話スタイルには「カスタム」があり、AIの役割や口調を指定できます。たとえば「ソースからの引用を必ず含め、推測や一般論は述べないでください」と入れておくと、根拠のある答えだけが返るようになります。「冷静な秘書として簡潔に」「熱血教師として繰り返し促して」のように性格を着せ替えれば、1つのノートブックが複数の専門家として働きます。

スタイルには「学習ガイド」もあります。これに切り替えると、結論だけでなく「なぜそうなるか」を順を追って説明してくれます。新しい分野をゼロから学ぶときに向いています。これが使い方の8から10です。


検索窓ではなく、壁打ち相手として使う

質問して答えをコピーして終わり、という使い方では、NotebookLMの力をほとんど引き出せていません。本当の価値は、対話を重ねて思考を深めることにあります。

コツは、一往復で終わらせないことです。「この分野で伸びる領域は」と概要を聞き、「その根拠は資料のどこか」と掘り、「逆に反対意見やリスクは」と視野を広げ、「この仮説の弱点は」とさらに突く。具体と抽象を行き来すると、一人で考えるより深いところまで届きます。

締めには、必ずこう聞いてください。「これまでの対話を踏まえて、私が見落としている点はありますか」。人は自分の関心がある部分しか見ないため、必ず死角ができます。その死角をAIに埋めてもらうわけです。大量の資料を横断して共通点を出させる使い方も含め、これが使い方の11から19にあたります。


安全に使い倒すための、たった1つの習慣

最後に、出力の話とあわせて忘れてほしくない習慣があります。アップロードする前に、資料を匿名化することです。

NotebookLMにアップした資料は、フィードバックを送らない限り基盤モデルの学習には使われない、とGoogleは説明しています。それでも、共有設定のミスなどのリスクはゼロではありません。個人情報や取引先の機密が含まれていないかを確認し、含まれていれば氏名を「A社」「Bさん」に置き換えてからアップします。

この匿名化には、安全以外の効果もあります。固有名詞を記号に置き換えると、AIが特定の名前に引きずられず、構造で分析してくれます。安全と精度を同時に手に入れられる習慣です。これが20番目の使い方です。


よくある質問

Q. NotebookLMの答えが浅いのですが、原因は何ですか

A. 多くの場合、聞き方と設定が原因です。語尾に「網羅的に、ステップバイステップで」と足し、チャット設定の会話スタイルを「カスタム」にして役割を指定すると変わります。

Q. 資料はたくさん入れたほうがよいですか

A. 精度を求めるなら逆です。関連の薄い資料が混ざると答えがぶれます。チェックボックスで参照範囲を絞り、1つのノートブックは1つのテーマに保つのがおすすめです。

Q. アップロードした資料は学習に使われますか

A. Googleは、フィードバックを送らない限り基盤モデルの学習には使わないと説明しています。ただし運用上のリスクに備え、個人情報や機密は匿名化してからアップするのがおすすめです。

Q. 設定はどこにありますか

A. チャット画面の上部にあるスライダーのアイコンから「会話スタイル」と「回答の長さ」を変更できます。一度も開いていない人ほど、効果を実感しやすい場所です。


まとめ

NotebookLMの出力を引き上げるのは、新機能でも課金でもありません。使い方を少し変えるだけです。聞き方に一言を足す、ソースを足さずに絞る、設定で役割を与える、検索ではなく壁打ちに使う、そして匿名化して安全に使う。この5つの軸に20の使い方が収まります。

どれか1つでも今日試せば、あなたのNotebookLMは確実に変わります。機能は同じでも、使い方で結果は変わります。

▼3分で理解できる!マンガ風スライドはこちら


参考・出典
本記事は、えーたん氏(@ai_jitan / AI×時短で仕事効率化)のX投稿「NotebookLMの性能を10倍に引き上げる裏技20選」を参考に作成しました。
出典:https://x.com/ai_jitan/status/2067736619151737159


AI活用について、社内でどう進めるべきか迷っていませんか?
AI-Brainでは、中小企業向けに30分の無料相談を実施しています。
まずはお気軽にご相談ください。

30分無料相談はこちら

AI活用を一緒に考える(無料30分)

この記事をシェアする

ホームTOPICS

NotebookLMの出力が変わる、今日...