「AIをうまく使う人は、きっと秘密のプロンプトを知っているに違いない」。そう思ったことはありませんか。半導体大手NVIDIAを率いるジェンスン・フアン氏のAIの使い方が、本人の講演やインタビューで公開されています。
調べてみると、意外な事実が見えてきました。氏が実践しているのは、一発で完璧な答えを引き出す魔法の呪文ではありません。誰でも今日からまねできる、地味な習慣の積み重ねでした。
この記事では、その中から非エンジニアでもすぐ試せる10のコツを紹介します。
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結論、大事なのは「プロンプト」より「問いの立て方」
氏が繰り返し語っているのは、AIから一番価値が生まれるのは答えそのものではなく、こちらの問いだということです。同じAIを使っても、何を聞き、どこを疑い、次に何を質問するかで結果は大きく変わります。だからこそ、まねすべきは呪文ではなく使い方の型です。

毎日の習慣を変える3つ
1. 朝、メールを開くようにAIを開く
氏はAIを毎日のように使うと語っています。特別なイベントではなく、日課にしているところがポイントです。まずは「毎日ふれる」ところから始めましょう。
2. わからないことは「12歳にもわかるように」から頼む
氏は難しいテーマでも、いきなり専門的な説明を求めません。まず簡単な説明をもらい、理解できたら少しずつレベルを上げていきます。自分がわかる言葉まで下ろしてもらうのがコツです。
3. 知っていることも、あえて聞く
すでに知っているテーマでもAIに質問します。前提が古くなっていないか、別の見方はないかを点検するためです。「反対の立場から説明して」と添えると、思わぬ抜けに気づけます。

問いの質を上げる3つ
4. 最初の答えで終わらせない
返ってきた答えは、対話の入り口にすぎません。「その根拠は」「見落としている点は」と、2〜3回は追加で質問してみましょう。
5. 頼む前に、背景と目的を渡す
いきなり「これをやって」ではなく、今の状況・困りごと・実現したいことを先に伝えます。背景を渡すほど、あなたの事情に合った答えが返ってきます。
6. 仕事によって指示の細かさを変える
答えが決まっている作業は、形式や字数まで細かく指定します。逆に新しいアイデアがほしいときは、あえて余白を残してAIと何度も往復します。

AIを一人にしぼらない2つ
7. 同じ質問を、複数のAIに投げる
氏はChatGPTやGemini、Perplexity、Grokといった複数のAIを使い分けていると語っています。同じ問いでも返ってくる答えが違うので、見比べると弱点や抜けが見えてきます。
8. AIの答えを、別のAIに批判させる
一つの答えを別のAIに見せ、「誤りや弱い根拠を指摘して」と頼みます。同じAIに念押しするより、違う角度から穴を探せるのが強みです。

書く・詰まったときの2つ
9. 文章はゼロから丸投げしない
まず自分で骨組みを作り、過去の資料を渡してから初稿を書かせます。AIは作者ではなく、下書きを手伝うアシスタントとして働かせましょう。
10. 使い方に迷ったら、AI本人に聞く
氏は、使い方がわからなければAIにそのまま聞けばよいと助言しています。次のような一文を、そのままコピーして使えます。
私は(あなたの仕事)をしています。毎日(時間がかかっていること)に困っています。
あなたをどう使えば、この作業を改善できますか。具体的な手順で教えてください。
よくある質問
Q. 有料のAIでないとだめですか
無料版でも十分に試せます。まずは1つのAIを毎日開く習慣から始め、物足りなくなってから有料版や複数使いを検討すれば十分です。
Q. 何から始めればいいですか
今日の仕事で「少し面倒だな」と感じた作業を1つ選び、その進め方をAIに相談してみてください。小さな一歩がいちばん続きます。
Q. AIの答えは、そのまま信じて大丈夫ですか
数字・日付・名前・引用などは、まちがいの影響が大きい部分です。最後は公式サイトなど元の情報にあたって確認しましょう。
まとめ
トップ経営者のAI活用は、特別な才能ではなく使い方の習慣でした。大事なのは3つです。毎日ふれること、最初の答えで止めずに問いを重ねること、そして複数のAIに競わせて自分の考えを検査することです。まずは今日、手元の仕事を1つAIに相談するところから始めてみてください。
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