「社内でAIを活用したいけど、Google Workspaceのどのプランを選べばいいかわからない」――そんな悩みを抱えていませんか?
2025年にGoogle WorkspaceへAI機能「Gemini」が標準搭載されたことで、いつものGmailやGoogleドキュメントの中でAIが使えるようになりました。しかし、プランによって使える機能や料金は大きく異なります。
この記事では、Google Workspaceの全5プランの料金・ストレージ・AI機能を比較し、自社に最適なプランの選び方を解説します。
Google Workspaceとは?なぜ今注目されているのか
Google Workspaceは、Gmail、Googleドキュメント、スプレッドシート、Google Meetなどをまとめて利用できるGoogleの法人向けクラウドサービスです。
2025年1月、それまで別途アドオンとして提供されていたAI機能「Gemini」が全プランに標準搭載されました。これにより、普段使っているGmailの画面上でAIにメールの下書きや要約を頼んだり、ドキュメント上で文章を自動生成したりできるようになっています。
企業のAI研修においても、「すでに社員が使い慣れたツールの中でAIが動く」という点が評価され、導入が広がっています。
全5プランの料金とストレージ比較
Google Workspaceには、大きく分けてBusinessプラン(3種類)とEnterpriseプラン(2種類)があります。
Businessプラン(最大300ユーザー)
・Business Starter ― 月額800円(年間)/950円(月額)、30GB/ユーザー
・Business Standard ― 月額1,600円(年間)/1,900円(月額)、2TB/ユーザー
・Business Plus ― 月額2,500円(年間)/3,000円(月額)、5TB/ユーザー
Enterpriseプラン(ユーザー数上限なし・要問い合わせ)
・Enterprise Standard ― 月額約3,060円〜、5TB/ユーザー
・Enterprise Plus ― 月額約3,980円〜、5TB/ユーザー(追加リクエスト可)

年間契約にすると月額契約より約16%コストを抑えられます。Businessプランは最大300名までの制限がある一方、Enterpriseプランにはユーザー数の上限がありません。
プラン別のAI機能「Gemini」の違い
すべてのプランでGeminiが利用できますが、対応範囲はプランごとに異なります。
Business Starter
Geminiアプリでのチャットと、Gmailサイドパネルからの基本的なAI支援が利用できます。ただし、GoogleドキュメントやスプレッドシートでのAI機能は制限されています。「まずはGmailでAIを試したい」という段階に向いています。
Business Standard
GmailだけでなくGoogleドキュメント、スプレッドシート、スライド、Google MeetなどWorkspace全体でGeminiが使えます。ドキュメント上で直接AIに指示を出して文章を生成したり、Meetの会議を自動要約したりする機能が利用可能です。AI導入を考える企業には、このプランが最もバランスが良いといえます。
Business Plus
Business Standardの全機能に加え、高度なセキュリティ機能(Vault、基本的なDLP)が利用できます。顧客データを扱う部門がある企業や、情報漏洩対策を強化したい企業に適しています。
Enterprise Standard
Businessプランにはない高度なデータ損失防止(DLP)機能やコンテキストアウェアアクセスが利用可能です。300名以上の組織で、セキュリティポリシーの細かな管理が必要な場合に選ばれています。
Enterprise Plus
S/MIME暗号化やクライアントサイド暗号化に対応し、Google Meetは最大1,000名が参加可能です。データの保存リージョン指定もできるため、コンプライアンス要件が厳しい大企業に向いています。

企業規模別のおすすめプラン
自社にどのプランが合うかは、従業員数・AI活用の目的・セキュリティ要件の3つで判断できます。
・従業員10〜50名で「まずAIを社内に広めたい」場合 → Business Standard(月額1,600円〜)がおすすめです。Gmail・ドキュメント・Meetの全体でGeminiが使え、月額コストも抑えられます。
・従業員50〜300名で「セキュリティも重視したい」場合 → Business Plus(月額2,500円〜)がおすすめです。AI機能に加え、VaultやDLPで情報漏洩リスクにも対応できます。
・従業員300名以上、または高度なコンプライアンスが必要な場合 → Enterprise Standard以上を検討してください。ユーザー数制限がなく、セキュリティポリシーを細かく管理できます。
なお、「とりあえずAIを触ってみたい」というだけであればBusiness Starter(月額800円〜)でも始められますが、ドキュメントやスプレッドシートでのAI活用が制限されるため、本格的にAIを活用するならBusiness Standard以上をおすすめします。
FAQ
Q. Google WorkspaceのGeminiは追加料金なしで使えますか?
A. はい、2025年1月以降、Geminiは全プランに標準搭載されています。ただし、さらに高度なAI機能(画像生成、動画生成など)を利用したい場合は、「AI Expanded Access」や「AI Ultra Access」といった有料アドオンが別途用意されています。
Q. 有料プランに移行するメリットは何ですか?
A. 法人向けの有料プランでは、独自ドメインのメールアドレスや管理者によるユーザー管理、企業向けのセキュリティ機能、そしてストレージの大幅な増加が加わります。組織としてAIを安全に活用するなら有料プランへの移行が必要です。
Q. Business StandardとBusiness Plusで迷っています。どちらを選ぶべきですか?
A. AI機能の範囲はほぼ同じです。違いはセキュリティ面にあります。顧客の個人情報や機密文書を多く扱う業種であればBusiness Plus、それ以外であればBusiness Standardで十分対応できます。
Q. プランは途中で変更できますか?
A. はい、Google Workspace管理コンソールからプランのアップグレード・ダウングレードが可能です。まずはBusiness Standardで始めて、必要に応じて上位プランに変更する企業も多くあります。
まとめ
Google Workspaceは、すでに多くの企業が使っているGmailやドキュメントの中でAI機能「Gemini」を活用できるため、社員のITスキルを問わずAI導入を進めやすいサービスです。
AI活用の第一歩としてはBusiness Standard(月額1,600円〜)が機能と価格のバランスに優れています。まずは少人数で試し、社内での活用事例を積み上げてから全社展開するのがおすすめです。

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