TOPICS

2026/04/28

Codexの設定はClaudeに聞け|画面を見せるだけで全部教えてくれた話

筆者/喜多 辰徳

OpenAIのCodexデスクトップアプリをダウンロードした夜、設定画面を開いた瞬間に手が止まりました。「権限」「サンドボックス」「ワークスペース」と並ぶ専門用語。間違えれば会社のデータが意図せずAIに渡る可能性があります。顧問エンジニアに頼めば数万円、英語マニュアルと格闘すれば半日コース。

そんな私が結局やったのは、もっと単純な方法でした。Codexの画面をスクショして、Claude Codeに「これ、どう設定すべきですか?」と渡すだけです。30分で全設定が完了し、ワークスペース用フォルダの作成までその流れで進みました。


設定画面で固まった夜

Codexデスクトップアプリは、ChatGPTのような文章生成だけでなく、PC内のファイルを直接読み書きできるAIです。便利さの裏返しとして、設定を誤ると顧客名簿や経理データが意図せずAIに渡る可能性があります。

公式ドキュメントを開いてみても、英語のリファレンスばかり。日本語の解説記事も「Sandbox Modeとは」のような概念解説が多く、画面の目の前にあるトグル一つひとつをどうすべきかは分かりませんでした。


思いついた解決策はシンプルだった

ふと「Claude Codeに画面のスクショを見せたらどうだろう」と思いつきました。Claude CodeはPCのファイル操作も画像認識もできるAIです。Codexの設定画面を読み取ってもらえれば、判断材料を翻訳してくれるはずです。

試しに「権限」設定画面のスクショを貼り付け、こう聞きました。

「これはどのような設定にしたらよいですか?」

すると、画面に映っている3つのトグル(既定の権限/自動レビュー/フルアクセス)について、それぞれの意味と推奨値が表形式で返ってきました。さらに「フルアクセスは公式にもデータ漏えいリスクが大幅に高まると明記されています」と、警告の根拠まで示されました。


30分で全設定が完了するまでの流れ

その後の進め方は、ひたすらこの繰り返しでした。

・Codexの設定画面を1枚スクショ
・Claude Codeに貼り付けて「これはどうすべき?」と聞く
・推奨値と理由が表で返ってくる
・採用したいものを採用してCodex側で反映
・次の画面へ

「一般」「音声入力・通知」「config.toml カスタム設定」「パーソナライズ」と画面を順に渡していくだけで、30分で全設定が完了しました。途中、カスタム指示に貼ってあったテンプレートが「Codex向きではない」と指摘してもらえ、Codex用に書き直したものまで提案してもらえました。


副産物:ワークスペースの設計まで進んだ

設定が完了した後、Claude Codeに「Codexはワークスペースを最初に作ったほうがいい?」と聞いたところ、Claude Codeで運用している ~/claude-work/ と同じ発想で、Codex専用の ~/codex-work/ を作ることを提案されました。

そのまま「フォルダ構成と AGENTS.md の雛形を用意できますか」と頼むと、案件別のフォルダ構成と、ルール集である AGENTS.md の中身まで一気に出てきました。AGENTS.md には「非エンジニアであること」「結論から書くこと」「.envや認証情報は読まないこと」といった、自社で守りたい運用ルールがそのまま反映されています。

最後にCodex側に「このワークスペースの AGENTS.md を読んで要約してください」と頼んだところ、ルールが正しく読み取られていることが確認できました。


本質はAI同士の役割分担

今回の体験で気づいたのは、ClaudeとCodexは競合ではなく補完関係だということです。

・Claude Code:画面を読み取り、設定の意味を翻訳し、判断を支援する役割
・Codex:実際にPC内のファイルを操作し、コードや画像を生成する役割

「判断系AI」と「実行系AI」を組み合わせる発想です。非エンジニアにとって、英語ドキュメントを読み解く時間がなくても、判断系AIに通訳してもらえば、実行系AIを安全に運用できます。


FAQ

Q1. Claude Codeを契約していないと真似できませんか?

A. ChatGPTやClaudeのデスクトップ版でも、画像認識ができれば同じ手順が可能です。今回の例はClaude Codeで実施したというだけです。

Q2. スクショに機密情報が映っていたら大丈夫ですか?

A. 設定画面なら通常は機密情報は映りません。ただしカスタム指示欄など、自分が書き込んだ内容が映る画面では、一度内容を確認してから渡してください。

Q3. AIの推奨をそのまま採用して大丈夫ですか?

A. 「なぜその設定が推奨か」の理由まで説明させ、自分が納得できるものだけを採用するのが安全です。今回は推奨値ごとに公式ドキュメントの該当文言を引用してもらいました。

Q4. ClaudeとCodex、どう使い分ければいいですか?

A. 文章執筆や判断支援はClaude、コーディングや画像生成・PC自律操作はCodex、という棲み分けが直感的です。役割を明確にすると、両者の強みが生きます。

Q5. 同じ手順でほかのアプリの設定もできますか?

A. 設定画面を持つほぼすべてのアプリで応用できます。AIに画面を見せて推奨設定を聞く動作は、今後の標準スキルになっていきます。


まとめ

非エンジニア経営者がCodexを安全に導入するために覚えるべきは、次の2点です。

・Codexの設定画面を1枚ずつスクショして、Claude Codeに「これはどう設定すべき?」と聞く
・推奨設定の理由まで説明させ、納得したものだけを採用する

明日からの一歩は、まだ触っていないアプリの設定画面を1枚スクショしてみることです。AIにAIの設定を聞く感覚を一度掴めば、新しいツールの導入コストが大きく下がります。

▼3分で理解できる!マンガ風スライドはこちら


AI活用について、社内でどう進めるべきか迷っていませんか?
AI-Brainでは、中小企業向けに30分の無料相談を実施しています。
まずはお気軽にご相談ください。

30分無料相談はこちら

AI活用を一緒に考える(無料30分)

この記事をシェアする

ホームTOPICS

Codexの設定はClaudeに聞け|画...