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2026/06/23

Claude Designが“設計図”とつながった日|非エンジニアでも資料が作れる最新アップデート

筆者/喜多 辰徳

自分の店のチラシやスライドを、誰にも頼まず自分で作れたら——そう思ったことはありませんか。

文章はAIにお願いできても、見た目を整える段になると手が止まる、という方は多いはずです。2026年6月、AnthropicのデザインツールClaude Designが大きく更新され、この「見た目の壁」がぐっと低くなりました。

今回の更新で何ができるようになったのかを、コードを書かない方にもわかるように整理します。


今回の更新の中心は「行き来」です

まず、2つの道具を整理します。Claude Designは、会話しながら見た目(チラシ・スライド・試作のWebページなど)を作る道具です。Claude Codeは、ターミナルという文字の画面で、Webサイトやアプリの中身を組み立てる道具です。

今回のアップデートの中心は、この2つが双方向につながったことです。Claude Code側で「/design-sync」と打つと、手元にある「見た目のルール」をClaude Designに渡せます。逆に「/design」と打てば、ターミナル側からデザインを作ったり直したりもできます。

作ったデザインは、画面を撮り直して渡し直す必要がなくなりました。そのままClaude Codeへ引き継いで、続きから形にできます。


「自分の見た目のルール」を渡せるようになりました

今回いちばん大きい変更が、デザインシステムの取り込みです。デザインシステムとは、色・文字・ボタン・余白といった「見た目の決まりごと」を一式にまとめたものです。お店でいえば、看板やメニューで使う色や字体をそろえるためのルールブックにあたります。

このルールを、コードの保管場所や手元のファイルから取り込めるようになりました。Claudeは取り込んだルールに沿って作り、ズレていないかを自分で照らし合わせ、直してから見せてくれます。チームで使う場合は、管理者が「これが正式なルール」と決めて固定することもできます。


コードを書かない人に、何が嬉しいのか

これまでは「見た目を作る」ことと「それを世に出す」ことの間に、段差がありました。今回の更新で、作ったものをPDF・パワーポイント・HTMLで書き出せるほか、Canvaをはじめ普段使うツールへ送れるようになりました。

つまり、Claudeでたたき台を作り、使い慣れたツールで仕上げる、という流れがつながります。会話で「こんな雰囲気で」と伝えれば最初の形ができ、文字の位置やサイズ、並びは画面上で直接動かして整えられます。専門知識がなくても、手で触りながら近づけられるわけです。


始め方と、知っておきたいこと

使い始めるうえでの要点をまとめます。

・今は試験提供(ベータ)の段階で、Claude Pro・Max・Team・Enterpriseのプランに含まれます

・法人向けのEnterpriseは最初はオフになっており、管理者が設定で有効にします

・使う場所はWebとデスクトップアプリです(claude.ai/design、またはデスクトップの横メニューから開けます

・利用枠は、チャットやClaude Code、Claude Coworkと共通の枠で数えるようになりました

・以前より少ない消費で動くよう改善され、うまくいかない場面も起きにくくなりました

・Claude Codeで「/design」や「/design-sync」が出てこないときは、最新版に更新すると現れます


よくある質問

Q. コードがまったく書けなくても使えますか。

A. 使えます。会話で指示し、画面上で直接動かして整える作りなので、コードの知識は前提ではありません。

Q. 作ったものはどこに出せますか。

A. PDF・パワーポイント・HTMLのほか、Canvaなど普段使うツールへ送れます。下書きはClaudeで、仕上げは使い慣れた場所で、という分担ができます。

Q. 追加の料金はかかりますか。

A. 各プランに含まれます。利用枠はチャットやClaude Codeと共通の枠で数えるため、別枠を気にする必要は薄くなりました。

Q. スマートフォンでも使えますか。

A. 今のところWebとデスクトップ向けです。

Q. 「/design-sync」は誰のための機能ですか。

A. すでにコードで作ったサイトやアプリがある方が、その見た目の決まりをそろえたいときに役立ちます。手元にコードがない方も、会話だけで作り始められます。


まとめ

今回のアップデートの要点は3つです。

ひとつ、Claude DesignとClaude Codeが双方向につながりました。ふたつ、自分の見た目のルールを取り込み、それに沿って作れるようになりました。みっつ、PDFやパワーポイント、Canvaなど使い慣れた場所へ書き出せるようになりました。

「見た目は人に頼むもの」という前提が、少しずつ変わり始めています。まずは小さな資料から、自分の手で作ってみてください。

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