Claude公式の無料教材とデスクトップ版の初期設定を解説
Claude Codeを使ってみたいと思ったのに、ターミナルの黒い画面を見た瞬間に手が止まってしまった経験はありませんか。
実は2026年8月時点で、Anthropicは公式の学習サイト「Claude Academy」を日本語で公開しています。そしてClaude Codeには、ターミナルを一度も開かずに使えるデスクトップアプリ版があります。
この2つを組み合わせると、非エンジニアでも概念を学ぶところから実際に動かすところまでを一本でつなげられます。この記事では、Claude Academyの中身と歩き方、そしてデスクトップアプリを起動して最初の指示を出すまでの手順を、公式サイトと公式ドキュメントを実際に開いて確認しながら整理します。
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Claude Academyとは何か
Claude Academyは、Anthropicが運営するClaude公式の学習サイトです。トップページには「AIを探求している方、Claude を使い始めたばかりの方、チームへの導入を検討している方など、すべての方のためのリソースです」と書かれています。

5つの製品別に教材が分かれています
教材は製品ごとに5つの入り口に分かれています。
・Claude.ai:会話で考える、文書を作る、データを分析する
・Claude Cowork:タスク全体を渡して成果物を受け取る
・Claude Code:ターミナル、IDE、ブラウザで開発する
・Claude Tag:チームのチャンネルでClaudeに作業を割り当てる
・Claude Platform:APIやMCPで自社製品にClaudeを組み込む
自分がどれを使いたいのかを先に決めてから入ると、迷わずに済みます。
371件のリソースを4種類で絞り込めます
「すべてのリソース」ページには、2026年8月28日時点で371件のリソースが並んでいます。上部のタブでコース、チュートリアル、ユースケース、ウェビナーの4種類に絞り込め、さらに製品でも絞り込めます。
製品をClaude Codeで絞ると43件になります。この43件が、Claude Codeを学ぶときに見るべき範囲です。
料金とサインインはどうなっているのか
ここは誤解が生まれやすいところなので、正確に書きます。
サイト上に受講料金の記載はありません。レッスンを開くと「Sign in to save your progress」という案内が出ますが、そこには「アカウントがなくても読み進められます。ただし完了したレッスンは保存されません」と併記されています。実際に、サインインせずにレッスン本文を最後まで読めました。
つまりサインインは、進捗の保存と修了バッジの取得のために必要なものです。中身を読むだけなら要りません。
ただし注意点があります。Claude Code本体を動かすには、Pro、Max、Team、Enterpriseのいずれかの有料プランが必要です。教材は開けても、そのまま手を動かそうとすると有料プランの契約を求められます。この段差を知らないまま進むと、Codeタブを開いた瞬間に止まります。
非エンジニアはどの順番で学ぶべきか
Claude Code 101というコースには、前提条件として「コードエディタとコマンドラインの基本的な知識」と明記されています。非エンジニアがいきなりここから入ると重く感じるはずです。
そこで、遠回りに見えて確実な順番を提案します。
・第1段階:「AIの4つの特性」(チュートリアル・7分)でAIの得意と不得意を掴む
・第2段階:「Claude 101」(13レッスン・1クイズ・2.5時間)でClaude本体の使い方を固める
・第3段階:「Claude Code 101」(12レッスン・1クイズ・1時間)でClaude Codeの全体像を掴む

時間を取れないなら、7分のチュートリアル1本だけでも構いません。事業者向けには「中小企業のためのAI Fluency」というコース名の教材(9レッスン・1クイズ・4時間)も用意されています。現場の業務にどう当てはめるかを扱う内容です。
Claude Code 101には何が入っているのか
Claude Code 101は12レッスン、1クイズ、所要1時間、修了バッジつきです。中身は4つのセクションに分かれています。
・Claude Codeとは?(2レッスン):Claude Codeとは何か、Claude Codeの仕組み
・最初のプロンプト(2レッスン):Claude Codeのインストール、最初のプロンプト
・日々のワークフロー(3レッスン):探索から計画、コード、コミットへと進むワークフロー、コンテキスト管理、コードレビュー
・Claude Codeのカスタマイズ(5レッスン):CLAUDE.mdファイル、サブエージェント、スキル、MCP、フック
日本語化の状況も書いておきます。レッスン本文は日本語です。動画にも日本語の音声トラックが用意されていて、切り替えれば流暢な日本語で視聴できます。
英語のまま残っているのは、セクションの説明文と後半のレッスン名です。「The CLAUDE.md file」「Skills」「MCP」「Hooks」は英語表記のままでした。リンク先の公式ドキュメントも英語が中心です。
動画は日本語音声に切り替えられます
レッスンの動画はYouTubeの埋め込みです。初期設定では英語の音声で再生されますが、プレーヤーの設定から日本語に切り替えられます。
手順は次の通りです。
・動画プレーヤーの設定(歯車のアイコン)を開きます
・「音声トラック」を選びます
・一覧から「日本語」を選びます

英語(US)には「オリジナル」と表示され、日本語のほかに韓国語やロシア語なども並びます。吹き替えの品質は高く、確認したレッスンでは聞き取りに苦労する場面はありませんでした。
ここを知らないまま英語音声で再生して、英語の教材だと判断して離脱してしまう人は多いはずです。最初に切り替えておいてください。
もう1点、ブラウザの自動翻訳機能はオフにしておくことを勧めます。サイト自体がすでに日本語で表示されるため、翻訳をかけると「Claude Code」が「クロード・コード」とカタカナに変換され、かえって読みにくくなります。
デスクトップアプリの初期設定を5ステップで進めます
ここからが実際に動かす部分です。ターミナルは一度も開きません。
ステップ1 インストールします
公式ドキュメントのダウンロードページから、自分のOSに合ったものを選びます。
・macOS:IntelとApple Siliconの両方に対応したユニバーサルビルドが1本用意されています
・Windows:x64版が標準です。ARM64のパソコンには別のインストーラが用意されています
・Linux:aptまたは.debで導入します。こちらはベータ版です
ここで重要な点があります。デスクトップアプリにはClaude Codeが同梱されているので、Node.jsやCLIを別途インストールする必要はありません。ターミナルでの作業が発生しないのは、この仕様のおかげです。
Windowsを使う場合だけ、Git for Windowsを先に入れておいてください。入れた後はアプリを再起動します。Macはほとんどの機種にGitが最初から入っています。
ステップ2 サインインしてCodeタブを開きます
アプリを起動してAnthropicのアカウントでサインインしたら、画面上部中央にある3つのタブのうち、Codeタブをクリックします。
3つのタブはそれぞれ役割が違います。
・Chat:ファイルには触らない、claude.aiと同じ普通の会話
・Cowork:サンドボックス化された仮想マシンの中で自律的に作業する
・Code:手元のファイルに直接アクセスして開発する
ここでアップグレードを促された場合は、有料プランの契約が必要です。オンラインでのサインインを促された場合は、サインインを終えてからアプリを再起動してください。
ステップ3 環境とフォルダを選びます
最初のメッセージを送る前に、プロンプト入力欄の周辺で4つを決めます。まずは環境です。
・Local:自分のパソコンで動かす。最初はこれを選びます
・Cloud:クラウドで動かす。アプリを閉じても処理が続きます
・SSH:自分で管理しているリモートのマシンにつなぐ
・WSL:Windowsで、WSL 2の中で動かす
Localを選んだら「Select folder」をクリックして、作業するフォルダを指定します。公式ドキュメントは、自分がよく知っている小さめのプロジェクトから始めるのがClaude Codeの実力を掴む一番速い方法だと勧めています。
ステップ4 モデルと権限モードを決めます
送信ボタンの隣のドロップダウンでモデルを選びます。これはセッションの途中でも変更できます。
その隣にあるのが権限モードのセレクターです。ここがデスクトップ版で最も重要な設定なので、次の章で詳しく説明します。
ステップ5 最初の指示を出します
やってほしいことを日本語で書いてEnterを押すだけです。公式ドキュメントが挙げている最初の一手はこの3つです。
Find a TODO comment and fix it
Add tests for the main function
Create a CLAUDE.md with instructions for this codebase日本語で書いても動きます。最初の1回はこう入力してみてください。
このプロジェクトが何をするものか説明してくださいClaudeがファイルを読んで要約を返してきたら、初期設定は成功です。
権限モードは最初に理解しておくべきです
権限モードは、Claudeがどこまで自分の判断で動いてよいかを決める設定です。5つあります。
・Manual:ファイルを編集する前、コマンドを実行する前に必ず確認します。差分を見て1件ずつ承認か却下を選べます
・Accept edits:ファイル編集と、mkdirやtouchなど基本的なファイル操作を自動で承認します。それ以外のコマンドは確認を求めます
・Plan:調べて計画を提案するだけで、ソースコードには手を入れません
・Auto:バックグラウンドの安全性チェックを通しながら、すべての操作を実行します。Opus 4.6以降、Sonnet 4.6以降、Fable 5のいずれかが必要です
・Bypass permissions:ほとんどの確認を省きます。ただし、どのモードでも自動承認されない操作や、外部サイトでの操作に対する安全性チェックは残ります。サンドボックス化されたコンテナや仮想マシンの中だけで使うべきモードです
公式ドキュメントが推奨している進め方は明快です。複雑な作業はPlanで始めて、提案された計画を承認してから、Accept editsかManualに切り替えて実行します。
初めて触る方には、Manualから始めることを勧めます。何を変更しようとしているかが毎回見えるので、Claudeの挙動を理解する速度が変わります。ただし契約プランによっては別のモードが最初から選ばれている場合があるので、セレクターを開いて自分で選び直してください。
つまずきやすい3つのポイントを先に潰します
実際に詰まりやすい箇所を、公式のトラブルシューティングから3つ挙げます。
1つ目は、Codeタブで403エラーが出るケースです。最も多い解決策は、アプリのメニューから一度サインアウトして、サインインし直すことです。公式ドキュメントは、ターミナル版は動くのにデスクトップ版だけが動かない場合の対処として、ウィンドウを閉じるのではなくアプリを完全に終了させてから開き直す手順も挙げています。
2つ目は、Windowsで「Git is required」と表示されるケースです。Git for Windowsを入れてアプリを再起動すれば解決します。
3つ目は、npmやnodeなどのツールが見つからないケースです。通常のターミナルでそのツールが動くことを確認したうえで、デスクトップアプリを再起動してください。環境変数が読み直されます。

FAQ
Q:Claude Academyの受講にお金はかかりますか
A:サイト上に受講料金の記載はありません。サインインしなくてもレッスン本文を読み進められます。サインインが必要になるのは、進捗を保存する場合と修了バッジを取得する場合です。
Q:教材だけあればClaude Codeを使い始められますか
A:使い始められません。Claude Code本体を動かすには、Pro、Max、Team、Enterpriseのいずれかの有料プランが必要です。教材が読めることと、ツールが動かせることは別だと考えてください。
Q:デスクトップ版とターミナル版はどちらを選ぶべきですか
A:非エンジニアの方にはデスクトップ版を勧めます。Node.jsやCLIを別途インストールする必要がなく、コマンドを打たずに操作できるためです。両者は同じエンジンで動いていて、CLAUDE.mdやMCPサーバー、スキル、設定を共有します。同時に動かすこともできます。
Q:日本語だけで学べますか
A:主要な部分は日本語で学べます。レッスン本文は日本語で、動画も設定から日本語音声に切り替えられます。英語が残るのは、セクションの説明文と一部のレッスン名、そしてリンク先の公式ドキュメントです。教材を一通り理解する分には日本語で足ります。
Q:最初の一歩を踏み出すまでに何が必要ですか
A:必要なものは5つです。有料プランの契約、アプリのダウンロードとインストール、サインイン、作業フォルダの指定、そして最初の指示です。手順そのものは迷う箇所が少ないつくりになっています。教材を先に一本見ておきたい場合は、7分のチュートリアルを足してください。
まとめ
この記事の要点は3つです。
・Claude Academyは料金の記載がない公式学習サイトで、サインインなしでも本文を読めます。動画も日本語音声に切り替えられます
・Claude Code本体は有料プランが必須です。教材が無料であることと混同しないでください
・デスクトップ版ならターミナルを開かずに始められます。インストール、サインイン、Codeタブ、フォルダ選択、最初の指示という5ステップで動きます
まず7分のチュートリアルを1本見て、そのあとデスクトップアプリを入れてください。読むだけで終わらせず、自分のフォルダを1つ指定して指示を出したところから、理解の速度が変わります。
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