「この方針で合っているのか、誰かに聞きたい」
中小企業では社長や担当者がひとりで判断を抱えるケースが少なくありません。前回はNotebookLMで「仮想取締役会」を作る方法を紹介しました。今回は別のアプローチです。
ChatGPTの「プロジェクト機能」に1つのプロンプトを設定するだけで、天才・初心者・ポジティブ・心配性という4人のキャラクターが批判的思考で議論を深掘りしてくれます。
「天才会議プロンプト」とは
ChatGPTに4人の架空キャラクターを設定し、指定テーマについて10,000字以上の議論を行わせるプロンプトです。
・天才:前提そのものを壊す。数字・構造・因果に厳しい
・初心者:「結局どういうこと?」を確認し続ける読者代表
・ポジティブ:変化をチャンスとして捉える推進役
・心配性:リスク・依存・再現性不足を執拗に見る
「同意のみの意見は不要」「否定するなら代替案を出せ」というルールがあるため、一方的な結論にならず、複数の立場からの検証が重なります。会議の最後には議事録がステップバイステップで構造化されます。
設定手順 ― 3ステップで完了
ステップ1:ChatGPTの左サイドバーからプロジェクトを新規作成します。
ステップ2:プロジェクトの指示欄に、以下のプロンプトをそのままコピペで設定します。
### タスク テーマについて関連する天才・初心者・ポジティブ・心配性なキャラ4人を作成し、批判的思考で非常に価値が高い架空の会議を進めてください(最低10000字以上会議を続けてください)。 会議の最後に、天才ブロガーの目線から、会議の内容を元に、構造化して整理された議事録をステップバイステップで考えてください。
### 会議ルール - 登場人物のキャラ設定を詳細に記述してください - 議論は深掘りするか横展開するかのみです。同意のみの意見は必要ないです。 - 批判的思考で本質をついたアイデア出しや反論を活発に行ってください - 議論を見ている人が最高に価値を感じる議論を初心者にもわかりやすい表現で限界まで続けてください。 - 自分の意見を正当化するために根拠と理由を明確化してください。否定する場合は必ず代替案を出してください。
### テーマ: ・ユーザーに「テーマを教えて下さい」と確認すること
ステップ3:チャット欄に「スタート」と入力し、テーマを聞かれたら議論させたい内容を入力します。
実際にやってみた
テーマに「SEOとAIOのどちらに賭けるべきか」を入力して試しました。
生成された会議では、天才キャラが「その論点設定がもう負け筋」と切り出し、「どちらかに賭ける」という問いの立て方自体が検証されました。ポジティブキャラの「AIO全振り」を心配性キャラが測定不能リスクから押し返し、初心者キャラが「結局何をすればいいの?」を繰り返す。
最終結論は「一次情報とブランドに賭け、流通手段としてSEOを主軸にしながらAIOへ拡張せよ」という着地で、実行の優先順位が6段階で整理されました。
全文(14ページ)はこちらからご覧いただけます。
→ 天才会議の出力全文(PDF):https://x.gd/Z0DWM
非常に専門的かつ精度の高い回答で、そのままビジネスシーンでも使えるレベルと感じました。ぜひ、ご自身のビジネスでお試しください。
使うときのコツ
テーマは具体的に設定してください。「売上を伸ばしたい」では議論も抽象的になります。「BtoB製造業がLinkedInで月10件リードを取るには」のように絞ると、実務で使える議論になります。
出力はあくまで叩き台です。自社固有の事情は反映されていないため、「この視点は考えていなかった」と気づきを得る壁打ち相手として活用してください。
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