オトムラ社内で生成AIセミナー開催|「安全に使う」設定と、企画が進む“視点の増やし方”

筆者/喜多 辰徳

株式会社オトムラで生成AIセミナーを開催しました(イベント報告)

「生成AIは気になるけれど、何から始めればいいのか分からない」「便利そうでも、情報漏えいが不安」——そんな声に応える形で、2026年1月、株式会社オトムラにて生成AIセミナーを開催しました。

講師は、株式会社AI-Brain 代表取締役社長の柏野 真吾さん、取締役副社長の喜多 辰徳さん。約2時間で、生成AIの全体像から“安全な使い方の前提”、さらに現場の企画業務に効く具体テクニックまでを一気に扱いました。


開催概要

講師
・株式会社AI-Brain 代表取締役社長 柏野 真吾
・株式会社AI-Brain 取締役副社長  喜多 辰徳


学び1:生成AIは「全部任せる」ではなく、仕事の“部品”に効く

柏野さんパートでは、生成AIを“魔法の自動化”として捉えるのではなく、業務の中の「下ごしらえ」や「たたき台」に入れて、スピードと質を同時に上げる発想が共有されました。

ポイントは、0→1(たたき台)をAIに任せ、1→10(判断・責任)を人が担うこと。完全自動化の夢を追うより、まずは「作業の部品」を置き換える方が、現場では再現性が高い。アンケートでも「売上データの集計やグラフ作成に使いたい」「資料づくりの時間を減らしたい」といった、具体的な業務イメージが多く挙がりました。


学び2:最初にやるべきは“安心して使うための設定”だった

喜多さんパートの前半は、ChatGPTの設定のうち、特に不安の大きい「すべての人のためにモデルを改善」をオフにする手順を、短時間で確認しました。

ここは誤解が起きやすいのですが、設定をオフにしても「何でも入力してOK」になるわけではありません。だからこそ、社内で進めるなら次の2点を先に決めておくのが現実的です。

・入力してよい情報/ダメな情報の線引き(例:個人情報・機密・未公開情報の扱い)
・出力は“参考”であり、最終判断と責任は人が持つ


アンケートでも「設定をそのまま使っていたので知れて良かった」「抵抗が減った」という声があり、まず最初の一歩として効果が大きい内容でした。


学び3:GPTs「円卓のおじ」で企画が前に進む

後半は、企画が詰まる原因を「情報不足」ではなく視点不足と捉え直し、GPTs「円卓のおじ」を使って、多視点で一気にブラッシュアップする手順が紹介されました。

会議の良さは“集合知”ですが、現実には「時間が長い」「結論がぶれる」「声が大きい人に寄る」などの課題もあります。そこで、役割の違う視点(肯定・否定・創造・感情・整理)を強制的に出し、論点整理まで短時間で進めるのが狙いです。

アンケートでも「委員の時間を短くできそう」「プロンプトの作り方が参考になった」といった反応があり、企画・提案が多い業務ほど即効性が出やすいパートでした。


参加者アンケート結果(抜粋)

回答数:12件

Q1. 本日のセミナーはいかがでしたか
・非常に良かった:6
・良かった:6

Q3. 内容のわかりやすさはいかがでしたか
・非常に分かりやすかった:4
・分かりやすかった:7
・普通:1

Q4. 今後の業務に活かせそうだと感じましたか
・すぐに活かせそう:4
・一部活かせそう:6
・参考にはなった:2

Q6. 今後、社内でAI活用を進めるにあたり必要だと感じるもの(複数選択)
・実務に即した具体的な使い方の説明:10
・社内事例の共有:6
・定期的なフォローアップセミナー:6
・部署別・業務別の勉強会:2


コメント抜粋(要旨)

・プレゼン資料作成や回線表・機材表など、現場の段取り業務にも使えそう
・学習に使われることへの抵抗があったが、設定方法が分かって安心した
・NotebookLMが使いやすそう。検証しながら使いたい
・実例(画像・動画生成、プロンプト入力)をもっと見たい。定期開催があると助かる


今後に向けて

株式会社AI-Brainでは、各業界の実務に合わせて、生成AI研修(基礎〜業務適用まで)や、社内活用・導入の設計支援(ルール整備/運用設計/定着支援など)を行っています。

「社内で試したいが、どこから着手すべきか分からない」「現場で使える形に落とし込みたい」といったお悩みも含め、導入・運用に関するご相談が可能です。

ご関心のある方は、貴社の課題や業種に合わせてご提案しますので、まずはフォームよりお問い合わせください。【無料で壁打ちする(30分)】

無料相談(30分)はこちら

この記事をシェアする

ホームイベント情報

オトムラ社内で生成AIセミナー開催|「安...