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2026/05/10

Obsidianとは?セキュリティとClaude Code活用で選ばれる3つの理由

筆者/喜多 辰徳

「ノートアプリを乗り換えたいけど、会議メモや顧客情報をクラウドに置いていいのか不安」。そんな声を最近よく聞きます。Obsidianは、その不安に対する一つの答えになるツールです。

この記事では、ITに詳しくない方に向けて、Obsidianの基本、なぜセキュリティ面で選ばれているのか、そしてClaude Codeと組み合わせるとどう使えるのかを、専門用語をかみ砕いて解説します。読み終えたとき、自分のメモを「自分の手の中に置く」という感覚がつかめるはずです。


Obsidianとは何か:要するに「フォルダ+テキストファイル」

Obsidianは、自分のパソコンの中にあるフォルダを「ノートのまとまり」として扱うアプリです。1つひとつのノートは、Markdown(マークダウン:見出しや箇条書きを記号で表す軽量な書式)で書かれたテキストファイルとして保存されます。

ここがNotionやEvernoteとの大きな違いです。NotionやEvernoteは、書いたノートが基本的にクラウド上のサーバーに保存されます。Obsidianは原則として自分のパソコン内にだけ保存され、その保存場所のことを「ボルト(Vault)」と呼びます。

難しく聞こえますが、ボルトの正体はただのフォルダです。エクスプローラーやFinderで開けば、テキストファイルがそのまま並んでいます。アプリが使えなくなっても、テキストファイルとして資産が残るのが安心材料の一つです。


非エンジニアにとっての魅力

・本体は個人利用なら無料で使える
・書いたノートが「ただのテキスト」として残るので、将来別のツールに移しやすい
・ノート同士をリンクでつなぐと、知識のネットワークができていく

最初は見出しと箇条書きだけで十分です。Markdownを完璧に覚える必要はありません。


なぜセキュリティ面で選ばれるのか

中小企業の経営企画や士業の方など、機密情報を扱う方からObsidianが支持される理由は、ノートが原則として自分のパソコン内に閉じている点にあります。

クラウドに自動同期されるアプリは便利ですが、「サーバー側の障害」「アカウント乗っ取り」「サービス終了」といったリスクと向き合う必要があります。Obsidianは標準ではローカル保存のため、自分のパソコンの管理がそのままノートの管理になります。


注意しておきたいポイント

・端末が壊れた場合に備えて、外付けドライブやプライベートなクラウドへのバックアップは別途考える必要があります


・公式の有料同期サービス「Obsidian Sync」を使う場合は、エンドツーエンド暗号化が提供されています


・無料のサードパーティ同期(GitHub・iCloud・Dropbox等)を使う場合は、その同期先のセキュリティ設定が事実上の境界になります


・社内ルールとして「機密情報をどこに置くか」を先に決めてから運用するのが安全です

「クラウドに上げないなら絶対安全」ではなく、「どこにデータがあるかを自分で把握できる」というのがObsidianの価値です。この違いは大きく、社内説明もしやすくなります。


Claude Codeと組み合わせると何ができるか

ここからが、AIのチカラ読者にとって本題かもしれません。Obsidianのボルトは「フォルダの中のテキストファイル群」なので、Claude Codeのようにローカルのフォルダを直接読めるツールと非常に相性が良いのです。

Claude Codeは、ターミナルやデスクトップアプリから動くClaudeのコーディング向けツールです。ただし用途は開発に限られず、フォルダを指定すれば中のテキストファイルをまとめて読み、要約や分析もしてくれます。


非エンジニアでも試せる使い方の例

・「このボルト全体を見て、最近30日のメモから繰り返し出てくるテーマを3つ挙げて」と頼む


・社内会議のメモを溜めたフォルダを指定し、「来期の重点課題の叩き台を作って」と頼む


・読書ノートをまとめたフォルダから、「自分が大事にしている価値観」を抽出してもらう

ポイントは、AIに渡すのが自分のローカルファイルである点です。情報の所在がはっきりしているため、何をAIに読ませているかをコントロールしやすくなります。もちろん、Claude Code経由でAnthropicにテキストは送信されるため、社外秘情報の扱いは社内ルールに従う必要があります。


始め方の手順

  1. Obsidianをインストールし、ボルト用のフォルダを1つ作る

  2. まずは1週間、デイリーノート機能で日々のメモを残す

  3. Claude Codeを導入し、そのボルトのフォルダを読ませてみる

  4. 「要約して」「テーマを抽出して」など、簡単な依頼から試す

最初の1週間は、ノートを「貯める」ことだけに集中してください。AIに読ませるのは、ある程度メモが溜まってからで十分です。


FAQ

Q1. Obsidianは本当に無料ですか

個人利用は無料です。商用利用や、有料同期・有料公開サービスを使う場合は別途料金が発生します。

Q2. スマートフォンでも使えますか

iOSとAndroidに公式アプリがあります。パソコンと同期するには、Obsidian Syncや他のクラウド同期を組み合わせる必要があります。

Q3. Markdownを覚えないと使えませんか

覚えなくても始められます。見出し・箇条書き・リンクの3つだけで、最初の数週間は十分です。

Q4. Notionから乗り換えるべきですか

全員にとっての正解はありません。チームでの同時編集が中心ならNotion、個人の知識資産を手元に置きたいならObsidianが向いています。

Q5. 社内の機密情報を扱っても大丈夫ですか

保存先が自分のパソコンであるという前提を社内で共有し、バックアップ方針と同期方針を決めてから運用してください。アプリの選定だけで安全になるわけではありません。


まとめ

Obsidianは、非エンジニアにとっても「自分の知識資産を手元に置く」ための現実的な選択肢です。ポイントは3つです。

・ボルトの正体はただのフォルダで、ノートはテキストファイルとして残る


・データの所在を自分で把握できることが、セキュリティ上の最大の価値


・Claude Codeと組み合わせれば、自分のメモがそのままAIの作業対象になる

まずは小さなボルトを1つ作り、1週間メモを貯めてみてください。次の一歩として、Claude Codeに読ませる体験まで進めば、AI活用の手応えが大きく変わります。

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