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2026/03/19

NotebookLMで「プロンプトの教科書」を作る方法 ― 調べる・学ぶ・作るが1つのノートで完結

筆者/喜多 辰徳

「プロンプトが大事なのは分かった。でも、何を書けばいいか分からない」

生成AIを使い始めた方から、最も多く聞く声です。ネット上にプロンプト集は山ほどありますが、情報が散らばっていて体系的に学べる場所がない。結局、見よう見まねで使って「なんとなく」で終わっている方が少なくありません。

今回紹介するのは、GoogleのAIノートツール「NotebookLM」を使って、プロンプトの知識を1冊の「教科書」に集約する方法です。調べる・学ぶ・作るの3つが1つのノートブックで完結します。


ステップ1:Fast Researchでプロンプトの知識を一括収集する

NotebookLMの「ソースを探す」機能(Fast Research)を使います。検索プロンプトを入力するだけで、関連性の高い記事をAIが自動収集してくれる機能です。

以下の5つのプロンプトを、1つずつ入力してください(そのままコピペで使えます)。

プロンプトを網羅的に紹介しているサイトを調査して
プロンプトの基本的な書き方を詳しく解説した記事を収集して
効果的なプロンプトのコツと技術を紹介した記事を収集して
ジャンル別プロンプト例を豊富に掲載した記事を収集して
プロンプトエンジニアリングの技術と手法を解説した記事を収集して

5つすべて投入すると、ソースとして数十件の記事が追加されます。これが「教科書の素材」です。


ステップ2:教科書に「質問」してみる

ソースが揃ったら、チャット欄から質問を投げてみましょう。たとえば、こう聞いてみます。

営業やマーケティングで使える具体的なプロンプトの型は?

すると、収集したソースを横断的に分析し、業務別のプロンプトテンプレートを整理して返してくれます。新規顧客向け提案書の構成案、営業リストの作成、ターゲット分析など、実務で使える型がまとまった形で出てきます。

▼ 回答の全文はこちら(PDF)
https://x.gd/G1qLw

これらのプロンプトの型(テンプレート)の [ ] の部分を自社の商材や状況に書き換えることで、そのまま実務に活用できます。自分で一から考える必要がないのがポイントです。


ステップ3:自分だけのプロンプトを「作ってもらう」

教科書としての知識を学ぶだけではありません。NotebookLMに「こういうプロンプトを作って」と頼めば、ソースの知識をもとにオリジナルのプロンプトを生成してくれます。

たとえば「議事録作成のプロンプトを作って」と入力すると、以下のようなテンプレートが返ってきます。

【依頼】
あなたは、優秀なアシスタント(プロの書記)です。以下の会議メモ(文字起こしテキスト)を読み、要点を整理して正式な議事録を作成してください。

【会議メモ】
会議名:【新プロジェクト定例】
日時:【本日 10:00~11:00】
参加者:【山田、鈴木、田中】
メモ内容:
【ここに会議の箇条書きメモや、文字起こしテキストを貼り付ける】

【出力形式】
次の項目を立てて、情報を箇条書きで簡潔に整理してください。
・会議名、日時、場所、出席者
・主要な論点(議題)
・決定事項
・ToDoリスト(誰が、いつまでに、何をするかを明記)
・次回開催日時

活用のポイントは3つです。

・インプットは箇条書きや文字起こしでOK:会議中のメモや録音ツールの文字起こしテキストをそのまま貼り付けるだけで、AIが自動的に内容を整理してくれます。

・「決定事項」と「ToDo」を明記させる:「誰が・いつまでに・何をするか」を出力指示に含めることで、会議後のアクションに直結する実用的な議事録になります。

・役割の指定:「あなたは優秀なアシスタントです」と役割(ロール)を与えることで、より適切なトーンで出力されます。

このように、プロンプトの知識を学ぶこともできるし、プロンプト作成もできる。まさに「教科書」のようなノートブックが完成します。


なぜNotebookLMがプロンプト学習に向いているのか

理由は2つあります。

1つ目は、ソース限定の設計です。NotebookLMはアップロードした資料だけを情報源にするため、AIが根拠のないことをもっともらしく語る「ハルシネーション」が起きにくい構造になっています。プロンプトの書き方のように「正確な型」が求められる分野では、この特性が特に有効です。

2つ目は、複数記事の横断分析です。個別の記事を1本ずつ読む場合と違い、NotebookLMは数十件のソースを統合して回答を生成します。「あの記事にはこう書いてあったけど、別の記事では違うことを言っている」といった比較・統合をAIが自動で行ってくれるわけです。

NotebookLMの活用法については、以前の記事で「複数の専門家の視点を持つ最強人格AI」や「経営メンターとしてのAI社長」もご紹介しています。今回の「プロンプトの教科書」とあわせて、用途に応じて使い分けてみてください。


まとめ

「プロンプトって何?」「どうやって作ればいいか分からない」という方こそ、まずNotebookLMで教科書を作ることから始めてみてください。5つの検索プロンプトをFast Researchに投げるだけで、調べる・学ぶ・作るが1つのノートブックで完結します。

<Information>

「プロンプトの型は分かったけど、自社でどう使えばいいか分からない」「AI活用の最初の一歩を相談したい」という方へ。貴社の状況を伺い、最初の一歩を30分で整理します。情報収集だけでも歓迎です(オンライン可)。

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