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2026/02/22

3ステップで完成:NotebookLMで「社内AI活用ガイド」を最速で作る方法

筆者/喜多 辰徳

社内でAI活用を進めようとすると、だいたい同じところで止まります。「何から始める?」「どのツール?」「ルールも必要?」——考えるほど手が動かないやつです。

そこで今回は、NotebookLMを使って、社内用の「AI活用ガイド」を最速で“たたき台”まで作る方法をまとめます。完璧は狙いません。まずは叩ける原稿を作って、会議で整える。その方が現実的に前に進みます。

※注意:機密情報・個人情報は入力しない/出力はそのまま鵜呑みにしない(確認前提)で使いましょう。


手順①:Fast Researchで材料を一気に集める

NotebookLMを開いたら、左上の「+ソースを追加」から進めます。ここでやることはシンプルで、AI活用に関する情報を“まとめて拾っておく”だけです。

目安は、各テーマでソースを10個ずつインポート。合計50ソースくらい集まると、後がかなり楽になります。


1) 下記のプロンプトを1つずつ実行

【プロンプト1:部門・職種別】
「経理、人事、マーケティング、営業、法務、総務、カスタマーサポート、エンジニアリング、製造、物流といった部門・職種ごとに、AIで自動化・効率化できる業務のユースケースを体系的にまとめてください。」

【プロンプト2:課題解決・成功事例】
「AIの導入によって生産性向上、コスト削減、人手不足解消、業務品質向上、意思決定の迅速化を実現した企業の成功事例を、具体的な導入効果や数値と共に示してください。」

【プロンプト3:生成AI活用アイデア】
「生成AI(ChatGPT、Claude、Gemini、NotebookLMなど)を業務活用するための実践的なアイデアを、職種や利用シーン別に分類して網羅的にリストアップしてください。」

【プロンプト4:AIツール・サービス比較】
「業務効率化に使えるAIツール(文書作成、データ分析、画像生成、音声認識、翻訳、RPA、チャットボットなど)を機能別に分類し、各ツールの特徴と適した業務を具体的に示してください。」

【プロンプト5:AI導入プロセス・ノウハウ】
「企業がAIを実際に導入する際のステップ、注意点、セキュリティ対策、社内教育の方法、ROI測定など、実践的な導入ノウハウを体系的にまとめてください。」


2) ここは深く考えなくてOK

  • 最初は量が正義です。選別は後でやれます。

  • ただし怪しい情報ばかりだと精度が落ちるので、公的資料や大手メディアなど“硬め”も混ぜると安心です。

この時点で、NotebookLMの中に「社内AI活用ガイドの材料庫」ができます。


手順②:タスク一覧を貼るだけで「自社向けの改善案」が出ます

材料が揃ったら、次は一番ラクなところです。NotebookLMのチャット欄に、自分たちのタスク一覧をそのまま貼り付けます。たとえば、一般的な事務作業なら、こうです。

(例:タスク一覧)
売上データの集計とレポート作成
会議資料の作成
議事録作成
問い合わせ対応
請求書・見積書作成
スケジュール調整 など

そして、そのままこう投げます。

(そのままコピペOK)
「上記に対してAIによる業務改善のアイデアをください」

これだけで、各業務に対して具体的な提案が返ってきます。抽象的な“AI活用”が、自分たちの業務の言葉に翻訳されるのがポイントです。


手順③:ガイドラインを作って、全社に配れる形へ

改善案が出たら、次は「社内で使える形」に整えます。NotebookLMは文章で終わらず、配布物まで一気に作れるのが便利です。

1) まずは「生成AIガイドライン」のたたき台を作る

試しに「AIのチカラ」で実践してみましょう。まずは、チャットにこう入力します。

「AI情報メディア『AIのチカラ』編集部における生成AIガイドラインのたたき台を作成してください。」

すると、たたき台が一気にできます。
(参考)生成AIガイドラインたたき台
https://x.gd/a23n1

大事なのは、完成させることではなく、会議でたたける状態にすること。たたき台があるだけで、議論のスピードが変わります。


2) 深掘りで“規定例”まで降ろす

回答の下部に出てくる提案から、たとえば「ハルシネーションを防ぐガイドラインの具体例を知りたい」をクリック。

これだけで、具体的な規定例まで作れます。
(参考)ハルシネーション対策ガイドライン(規定例)
https://x.gd/5pXDq

ハルシネーション対策は、社内ルールとしては次の形にすると運用しやすいです。

  • 出力は参考。根拠(ソース)を確認する

  • 重要資料はレビュー者を決める

  • 数値・固有名詞・法務は一次情報に当たる


3) レポート・スライド・音声で「全社展開」へ

ここからが、NotebookLMの真骨頂です。抽出したAI活用アイデアを以下のように資料化して、全社展開できるようになります。


・「レポート機能」で部門別マニュアル化
・「スライド生成」で研修資料化
・「音声ガイド」で新入社員向けオンボーディング資料化

(参考)レポート機能のイメージ
https://x.gd/MBrqE

(参考)スライド生成のイメージ
https://x.gd/2ySSw

一度この型を作ってしまえば、あとは各部署のタスク一覧を追加するだけで、部署別に完全カスタマイズできます。つまり、AI活用が「一部の詳しい人の頑張り」ではなく、会社の仕組みになります。

完璧な社内ガイドを一発で作る必要はありません。まずは叩き台を作る。 ここから始めるのが一番早いです。

<Information>
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