TOPICS

2026/01/07

Nano Banana Proで“光るデジタル名刺”を作ってみた|コピペで使えるプロンプト付き

筆者/喜多 辰徳

「デジタル名刺を作りたい」と思って画像生成AIを触ると、だいたい最初にぶつかる壁は“文字が読めない問題”です。名前や肩書、メールアドレスが崩れた瞬間に名刺として成立しません。そこで今回は、名刺のような“テキスト中心の画像”と相性がいいと言われる「Nano Banana Pro」で、近未来デザインのデジタル名刺を作ってみました。


※公開する予定があるなら、電話番号や個人アドレスはダミーにするのが安全です(スクショ拡散→収集のリスクが跳ね上がります)。


① Nano Banana Proとは?

Nano Banana Proは、画像生成・編集ができる生成AIのひとつです。特徴はシンプルで、写真っぽい質感(リアル寄り)と、デザイン用途の見栄え(光・反射・素材感)を両立しやすいこと。今回みたいなデジタル名刺は、背景よりも「カード面の情報設計」が重要なので、質感を作り込みつつ、文字・余白・階層を整える使い方が向いています。

ここで先に現実を言うと、名刺生成は「センス」より「検品」です。作れるかどうかではなく、読める状態で出力されるまで回せるかが勝負になります。


② 画像生成のやり方(最短手順)

やることは3つだけです。

  1. Nano Banana Proを選ぶ(画像生成モードにする)

  2. 下のプロンプトをそのまま貼り付ける

  3. ロゴがあるなら添付して一緒に生成(ないなら後述の指定でOK)

コツは、最初から細かく指示を足しすぎないこと。まずは“ひな型”で1枚出して、ズレた点だけを修正するほうが早いです。


③ デジタル名刺のプロンプト(コピペ用)

下記をそのまま使えます。[ ] の中だけ自分用に置き換える想定です。

A realistic cyber-aesthetic futuristic business card photograph: a left hand is holding a horizontal, acrylic, borderless card the size of a standard business card (3.5" × 2" ratio), filling most of the frame. The card displays a personal business card layout without any banners or background images. It features smooth, rounded edges and emits a soft neon glow with gradients of blue, pink, and purple. The background is dark and blurred to highlight the glowing edges, while cinematic reflections of light appear on the fingertips holding the card, creating a high-tech, holographic atmosphere. The card surface is crystal-clear, and the text elements appear finely engraved.
If a logo is provided, integrate it into the design; if not, create a clean typographic logo based on the company name.
If any field is left blank, automatically fill it with visually appealing and context-appropriate design elements.
The final business card should have a balanced layout, clean lines, and clear visual hierarchy, suitable for professional printing.
Name: [喜多 辰徳]
Title: [「AIのチカラ」編集長]
Company Name: [株式会社AI-Brain]
Logo: [Use attachment / Create based on company name / Leave blank]
Contact Information:
Phone ( icon ): [090-000-0000]
Email ( icon ): [aaa@ai-brain.pro]
Website ( icon ): [
https://ai-no-chikara.com/]


⑤ カッコ[ ]の箇所を自分用に改変して使う

置き換えは簡単ですが、失敗しやすいのはここです。ありがちな落とし穴を先に潰します。

長すぎる肩書:1行に収まらず、文字が潰れます(短縮版を用意)
英数字の桁・記号:ハイフン、ドット、@の崩れが出やすい(出力後に必ず確認)
社名表記ゆれ:「株式会社」「Inc.」「AI-Brain」などを混在させない
公開範囲の誤り:記事やSNSに載せるなら、番号・アドレスは専用に分ける

さらに精度を上げたいなら、プロンプト末尾にこの一文を足すのが効きます。
“All text must be perfectly legible, with no misspellings.”
これで“雰囲気優先で文字が崩れる”事故が減ります。


⑥ 完成(ここで必ず検品)

完成したら、見た目に満足する前にチェックです。名刺は「読めたら勝ち」です。

最低限の検品ポイントは4つ。

  1. 氏名の漢字(特に「喜」「辰」「徳」など細部)

  2. メール(@とドメインの綴り)

  3. URL(スラッシュ有無、ハイフン位置)

  4. 余白(端に寄ってない=トリミング耐性がある)

ここが甘いと、かっこいい画像が“使えない名刺”になります。


⑦ 同じプロンプトでも毎回出力が変わるので、何度か回すのがおすすめ

同プロンプトでも、レイアウト・文字の太さ・光り方が微妙に変わります。だから、1回で決めるのは非合理です。おすすめは、5〜10回生成してベストだけ採用

選別の基準はこれでOKです。
文字が一切崩れていない(最優先)
情報の階層が自然(名前>肩書>会社>連絡先)
装飾が主張しすぎない(名刺面の可読性を邪魔しない)

最後に、実務目線の結論を言うと、デジタル名刺は「1枚作る」より「テンプレを確立して量産できる」ほうが価値があります。今回のプロンプトをベースに、色味違い・縦型・背景ボケ違いの3パターンまで作っておくと、SNSや資料のトーンに合わせて使い分けできます。

<Information>
生成AIを社内で使い始めるときに詰まりやすいのは、ツール選びより「入力していい情報」と「運用のルール」です。貴社の状況を伺い、最小限のルールと最初の一歩を30分で整理します。情報収集だけでも歓迎します(オンライン可)。
【無料で壁打ちする(30分)】

無料相談(30分)はこちら

この記事をシェアする

ホームTOPICS

Nano Banana Proで“光るデ...