2026年2月19日、金沢青年実業クラブの2月例会にて、生成AIをテーマにした勉強会を実施しました。テーマは「生成AIでつくる次の10年 ― 経営者が今押さえるべきAIトレンドと実装法」。当日は現役会員・ゲストを含む経営者の皆さまに、パソコン・タブレットを手元に置いてご参加いただきました。
開催概要
日時:2026年2月19日(木)18:30〜
会場:近江町交流プラザ 第一研修室(石川県金沢市青草町88 近江町いちば館 4F)
テーマ:生成AIでつくる次の10年 ― 経営者が今押さえるべきAIトレンドと実装法
講師:
株式会社AI-Brain 代表取締役社長 柏野 真吾
株式会社AI-Brain 取締役副社長 喜多 辰徳
公認パートナー 木元 拓
公認パートナー 大鋸 佳輝

実演デモンストレーション
当日は4名の講師がそれぞれ担当ツールのデモを実施しました。
議事録の自動化(Notta) 会議をNottaで録音するだけで、リアルタイムに文字起こしが行われ、終了後には自動でドライブに格納されます。オフライン・オンライン会議どちらにも対応しており、「会議後に議事録をまとめる時間」をまるごと削れます。
メール返信とカレンダー連携(Gmail × Gemini) 長文メールの要約、返信文の自動生成、日程調整メールの作成、カレンダーへの自動登録まで一気通貫でつながるデモを紹介しました。すでにGoogleアカウントを持っている方はすぐに使い始められる、入り口として最適なツールです。
プレゼン資料・フォームの自動作成(Googleスライド・Googleフォーム) テキストを入力するだけでスライドが自動生成されるデモでは、今回の例会案内からチラシを作成する様子をリアルタイムで実演。Googleフォームも、案内文から適切なアンケート項目とQRコードを自動生成できることを紹介しました。
NotebookLM(木元 拓 担当) NotebookLMの最大の特徴は「アップロードした資料からしか回答しない」点です。これにより、一般的なAIで起こりやすいハルシネーション(誤情報の生成)を大幅に抑えられます。PDF・音声・YouTubeなど多様なソースに対応しており、新人研修用チャットボット、社内規定の総務チャットボット、プロジェクト専用の情報管理システムなど、社内ナレッジの活用に特に相性がよいツールです。
Genspark(大鋸 佳輝 担当) スライド作成・Excelシート生成・画像やロゴ作成まで一つのツールでこなせる統合型AIツールです。スライドは約20分で完成し、その場で直接編集も可能。営業リスト作成など、実務でそのまま使えるアウトプットが出る点が参加者から特に注目されました。
実践的な活用事例:手相占いプロンプト
少し変わった事例として、手のひらの写真をアップロードして占い結果を生成する「手相占いプロンプト」を紹介しました。「占い」と言うと遊びのようですが、チーム編成や採用面接の場でのアイスブレイクとして機能するコミュニケーションツールとして実際に活用されています。「AIをどう使うかはアイデア次第」という感覚を掴んでもらうための事例でした。
今後を見据えた視点:AIと人材採用
セミナーの後半では、少し先の話題にも触れました。現時点では「AIが7〜8割、人間が2〜3割調整する」という分担が現実的な精度感です。ただしこれは月単位で変化しており、業務アプリへの直接統合も進んでいます。
採用の観点では、すでに大学生の間ではAI活用が当たり前になっています。AI活用スキルは、これからの採用において「あれば差別化」ではなく「なければ不利」になる可能性があります。組織として統一ツールを選定し、運用ルールを整備しておくことが、今から取り組める現実的な準備です。
参加者の声(アンケートより)
今回のアンケートでは、回答者の大多数が「大変満足した」または「満足した」と評価してくださいました。

「生成AIはChatGPTしかないと過信していたのだと改めて感じました。こんなにもAIは進化しているのかと驚きの連続でした」
「Notta、Gensparkが便利そうで利用しようと思いました!機会を下さりありがとうございます!」
「Geminiを用いたメール返信、NotebookLMのインプット・アウトプット方法、職務経歴書を取り込んで採用面接に活かす方法など、身の回りで導入できることがたくさんあることが知れて大変有り難かったです」
「即実践に取り入れられるAIツールのお話がとても参考になりました。中間層として、これからの世代が働きやすい環境を用意するため、社内環境を整備していこうと決意できた時間でした」
「AIの入り口での注意点や個人設定など、気をつける点は全く知らなかったので参考になりました。時間が足りなかった」
一方で、こんな声もいただきました。
「全体最適のセミナーだったので抽象度高め。各会社に対する個別最適じゃないと使えるレベルじゃないかなと思います」
これは正直なご意見として受け止めています。概要をつかむ場と、個社に落とし込む場は別物です。「使える状態」にするためには、業種・規模・現状の業務フローに合わせた個別設計が必要になります。
今後に向けて
今回の例会は、"AIを知る場"ではなく"AIで事業をどう動かすか"の入り口として設計しました。「ChatGPTしか知らなかった」という状態から、複数のツールを比較・選択できる視点を持ち帰っていただくことが最初のゴールです。
ただ、セミナーで終わってしまうことが一番もったいない。「便利そうだと思った」の先にある「自社で実際に使い回せる型をつくる」ところまで、継続してサポートできる体制を私たちは持っています。
また、次回のローカル北陸AIコミュニティは 3月23日 に開催予定です。引き続き、金沢から地域のAI推進を進めていきます。
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