自治体の観光データがオープンになってきた今、「データはあるのに、説明できる資料になっていない」状態が一番もったいないです。そこで今回は、石川県観光データ分析プラットフォーム「Milli」に掲載されている外国人観光客アンケートを使い、NotebookLMでスライド資料を作る手順を一本道でまとめます。
この記事のゴールは、見た目を完全再現することではありません。表形式で中身を確認 → PDFを落とす → NotebookLMに入れる → スライド生成 → 読み解き。この“資料化の型”を作ります。
今回使うデータ:石川県観光データ分析プラットフォーム「Milli」
Milliは、石川県の観光に関するデータを集約して見られるプラットフォームです。今回はその中の、インバウンド(外国人観光客)アンケートを題材にします。
アクセス先(Milli)
https://sites.google.com/view/milli-ishikawa-pref/home?authuser=0
手順:Milliの表形式データ → PDF → NotebookLMでスライド化
①「Milli」を開く
上のURLからMilliを開きます。

②「インバウンド観光客」→ 表形式データを開く
ページ内で該当のアンケートを探し、表形式データを開きます。ここで大事なのは「数字を眺める」ではなく、項目(列)が何かを確認することです。たとえば、
総合満足(Satisfied / Very satisfied など)
満足の理由(自由記述)
困りごとがあったか(Yes/No)
困りごとの詳細(自由記述)
おすすめ度(0〜10) など

③【重要】Consent(同意)列を確認し、「同意のある行だけ」を対象にする
表内に Consent(オープンデータとして扱う同意) の列がある場合は、スライド化の前に必ず確認してください。
“I agree” など、同意が確認できる行のみを対象にする
同意がない行を混ぜると、公開データのつもりでも扱いが危険になります
④表形式データの「ダウンロード」からPDFを取得する(今回はPDFで進める)
同じ画面(または同ページ)のダウンロードから、出力形式としてPDFを選んで保存します。
※プラン/アカウント種別によっては .ソースにxlsx を使える場合があります。
⑤NotebookLMにPDFをソース追加する
NotebookLMを開き、ソース追加 → ファイルアップロードで、④のPDFを追加します。
(ソースの種類や上限・対応形式は公式ヘルプにまとまっています。)(Googleヘルプ)
⑥「スライド資料(Slide Deck)」を生成 → ダウンロード(PDF)
NotebookLMの「スライド資料(Slide Deck)」から生成します。生成後はメニューからPDFとしてダウンロードできます。
※重要:NotebookLMのSlide Deckは「共有/ダウンロード」はできますが、基本はPDF出力です。現時点では、pptxでは出力できません。
※また、スライドはAI生成のため、内容や見た目に誤りが混ざる可能性があります(重要な数値はPDF原本で照合してくださ)。
生成されたスライドを解説
注意:スライドのデザインは、生成のたびにレイアウト・配色・イラスト・強調などが変わることがあります。本記事は「この見た目を再現する」より、“要点を説明できる資料”を最短で作ることをゴールにしています。
スライド1:表紙

1枚目は表紙です。ここは雰囲気より、前提が揃っているかを確認します。
何のデータか:外国人旅行者(インバウンド)のアンケート
何を伝える資料か:満足度や体験の要点
スライド2:満足度など“強い数字”は見出しになる

2枚目は、満足度のような“強い数字”が強調されたスライドになりました。
スライド3:内訳と理由

旅行者の「満足度」と「理由」が分かりやすく表現されています。
続きはこちら(PDF)
オープンデータ×NotebookLMは「資料化の型」になる
今回のように、表形式で中身を確認 → Consent(同意)を守る → PDFをNotebookLMに入れてスライド化という流れは、他地域でも再現できます。「データを見た」で止めず、まずは1本、説明できる資料に変換してみてください。そこから次の改善や企画に繋がると思いますので、ぜひ試してみてくださいね。
<Information>
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