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2026/01/02

ChatGPTの出力精度をアップさせるプロンプト5選|営業職向け

筆者/喜多 辰徳

営業でChatGPTを使う人ほどハマりがちなのが、「なんとなく聞く→それっぽい答えが返る→結局使えない」のループ。原因はシンプルで、目的・制約・評価基準がプロンプトに入っていないからです。逆に言えば、営業の定番タスクを“型”で固定すると、精度は一気に上がります。ここでは、すぐコピペして使える5つのプロンプトを紹介します。


1)メール文の作成

狙い: 敬語崩れや要件抜けを防ぎ、最短で送れる形に整える。


コピペ用:
あなたはビジネスメール編集者です。宛先={先名}・目的={メールの目的}・トーン={文体}として件名と本文を作成してください。本文は導入/要件/結びの3段落で構成し、敬語を統一し、依頼事項は箇条書き2点で示します。不足情報があれば先に最大3つ質問し、不要なら最後に「次に私が取るべき一行」を付けてください。

使いどころ: 商談後のお礼+次アクション確定、見積依頼、日程調整。


2)リサーチ検索

狙い: それっぽい一般論ではなく、出典と確度で判断できる材料にする。


コピペ用:
あなたはリサーチャーです。{対象テーマ}について{対象期間}の動向を「{観点1/観点2/観点3}」の観点で整理してください。要点は箇条書き3点以内とし、各点に出典名・URL・確度〔高/中/低〕を付けます。出典が弱い場合は“不確実”と明記し、最後に追加調査先を3件提案してください。

営業の現実: 出典が弱い情報で提案すると、決裁者に一撃で崩されます。確度ラベルで自衛。


3)市場・競合分析

狙い: 3Cで比較し、勝ち筋の仮説を“1行”で言える状態にする。


コピペ用:
あなたは市場アナリストです。当社({業種}/{規模})の国内競合{競合数}社を3Cで比較し、勝ち筋仮説→根拠→実行示唆をそれぞれ1行で示してください。前提条件({条件A/条件B/条件C})を冒頭に箇条書きし、不確実要素と反証観点を2点付けます。出力は「表(競合✕強み/弱み)」→「示唆3つ」の順で整理してください。

ポイント: “反証観点”を入れるだけで、思い込みの分析が減ります(営業が一番やりがち)。


4)資料作成

狙い: スライドを「見た目」ではなく、意思決定の順番で組む。


コピペ用:
あなたはスライド設計者です。{対象顧客}向け{資料目的}の提案資料を作成してください。各スライドは「見出し/要点3/示すべき図表や事例/話者メモ1行」をセットで出力します。最後にCTAと意思決定に必要な追補データ一覧を3点提案してください。

ありがちなミス: 機能紹介から入ること。営業資料は「課題→影響→解決→根拠→次の一手」が基本です。


5)アイデア出し・ブレスト

狙い: 発散→評価→上位案の実行ステップまで一気通貫。


コピペ用:
あなたはブレストファシリテーターです。目的={課題テーマ}についてアイデアを10個発散してください。次に評価軸(実現性/インパクト/コスト)で各案を5点満点スコアと短評を付けます。総合上位3件を抽出し、初回実行ステップを各3行で整理してください。

使いどころ: 提案の切り口、アップセル案、失注理由の打ち返し。


最後に:精度を上げる営業の“共通ルール”

ここまでの型に共通するのは、①役割 ②入力項目 ③出力形式 ④評価基準(確度/反証/CTA)を固定している点です。逆に言うと、あなたが避けたいのは「ふわっと相談」。それは“精度が低い”のではなく、“条件が足りない”だけです。

次に私が取るべき一行:
まずは「①メール」か「④資料」を、あなたの直近案件でこのままコピペして1回だけ回し、出力の不足項目をテンプレに追記して“自分専用の型”に固定してください。

<Information>
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