お問い合わせ

TOPICS

2026/06/07

コピペで使えるLP診断プロンプト──AIに4観点を渡すだけ

筆者/喜多 辰徳

「うちのホームページ、SEO良くして」。AIにそうお願いしたことはありませんか。返ってきた答えを見て、なんだか普通だな、と感じた方も多いはずです。タイトルにキーワードを入れましょう、画像に説明文を付けましょう。間違ってはいないけれど、どこかで読んだ一般論ばかり。

この記事では、なぜそうなるのかという理由と、その場でコピペして自分のページを診断できるプロンプトをお渡しします。読み終えるころには、外注する前に自分のページの弱点を自分で把握できるようになります。


なぜ「SEO良くして」では普通の答えしか返らないのか

結論から言うと、これはAIの性能の問題ではありません。頼み方の問題です。

AIに「良くして」とだけ伝えると、AIは「一般的に良いとされること」を返してきます。あなたのページの何が弱くて、どこをどう直すべきかという判断は、そこには含まれていません。

判断が抜ける理由はシンプルです。汎用的なAIは、専門家が持っている「判断の基準」を渡されていないからです。基準がなければ、誰に対しても通用する当たり障りのない答えになります。逆に言えば、判断基準さえ渡せば、答えは一気に「あなたのページの話」に変わります。


カギは「4つの観点」を先に渡すことです

専門家がページを診るとき、頭の中には決まった観点があります。その観点を先にAIへ渡してしまえばいいのです。今回お渡しするプロンプトは、次の4つの観点で診断させます。

・技術的な土台:見出しの階層が整理されているか、画像の読み込み設定は適切か


・構造化データ:あなたが何者で、何を提供しているかを、機械が読み取れる形になっているか


・ページ上の最適化:タイトルや説明文が、検索する人の意図と合っているか


・AI検索への対応:生成AIの回答に、正しく引用されやすい作りになっているか

最後の「AI検索への対応」は、聞き慣れないかもしれません。これからは通常の検索だけでなく、AIが生成する回答の中に、あなたの情報が正確に拾われることが大切になります。この考え方は近年GEO(生成AI検索最適化、Generative Engine Optimization)とも呼ばれています。


コピペで使える診断プロンプト

前置きはここまでにして、実物をお渡しします。下の文章をそのままコピーして、お使いのAIに、あなたのページのURLまたは本文と一緒に貼り付けてください。

あなたはSEOとLP制作の専門家です。
以下のページを、次の4観点で診断してください。

技術的SEO(見出し階層、画像設定)
構造化データ(FAQ以外の有無、運営者・サービス・人物情報)
オンページSEO(タイトル、説明文、画像の代替テキスト、キーワードとのズレ)
GEO(生成AIの回答に引用されやすい作りか)

出力ルール
・観点ごとに「現状」「問題点」「具体的な改善案」を分けてください
・改善案は、実際に手を動かせる具体性まで落としてください
・推測で断定せず、確認が必要な点は明記してください

このページです:
(ここにURLまたは本文を貼る)

ポイントは最後の一文です。「推測で断定せず、確認が必要な点は明記する」と指示しておくと、AIが知らないことまで自信満々に答えてしまうのを防げます。


実際に使ってみて気づいたこと

このプロンプトを、筆者自身が運営に関わるページで試してみました。返ってきたのは、一般論ではなく「このページの、ここが弱い」という具体的な指摘でした。自分では気づけなかった抜けがいくつもあり、現状把握の材料として十分に使えるものでした。

なかでも気づかされたのが、構造化データという観点です。あなたが誰で、どんな実績があり、何を提供しているか。これが検索エンジンやAIに伝わる形になっていないと、せっかくの情報が空白のまま残ってしまいます。この空白を埋めるだけでも、伸びしろは十分にあります。

そしてもう一つ。AIが出してきた診断にも、そのまま鵜呑みにできない部分はありました。だからこそ、最後は人の目で確認する。この一手間が、結局は品質を守ります。


やってはいけないこと

便利だからこそ、線引きは必要です。

・全部を丸投げしない。何を狙い、どう見せるかという設計は、人が決める仕事です。AIに渡せるのは作業であって、設計は渡せません


・見えない場所にキーワードを詰め込まない。読者に見えない隠しテキストの乱用は、検索エンジンのガイドライン違反と見なされる場合があります


・経歴や実績を盛らない。構造化データに事実と違う内容を入れると、信頼を得るどころか逆効果になります


よくある質問

Q. 専用のAIを用意しないと、このプロンプトは使えませんか。

A. いいえ。お使いの汎用AIにそのまま貼り付けて使えます。大切なのはツールの種類ではなく、判断基準(観点)を先に渡すことです。

Q. 診断結果は、そのまま信じて直して大丈夫ですか。

A. まず現状把握の材料としてお使いください。改善案には確認が必要なものも混ざります。実装の前に、公式の情報で裏取りすることをおすすめします。

Q. 構造化データという言葉が難しいです。

A. ざっくり言えば「あなたが誰で、何を提供しているかを、機械にも分かる形で書いておく」仕組みです。まずはこの観点で診断させ、足りない部分を知るところから始めれば十分です。

Q. 直すには専門知識が必要ですか。

A. 診断(現状把握)までは知識がなくてもできます。修正の実装は、AIに手順を出してもらいつつ、難しい部分だけ専門家に頼む、という分担が現実的です。


まとめ

大事な点を3つにまとめます。

・AIに「良くして」では普通の答えしか返らない。これは性能ではなく頼み方の問題です

・4つの観点を先に渡せば、答えは「あなたのページの話」に変わります

・診断は自分でできる。ただし設計と最終確認は、人の仕事として残します

まずは上のプロンプトをコピーして、自分のページを一度診断させてみてください。弱点が分かれば、外注するにしても、自分で直すにしても、選べる側に立てます。

▼3分で理解できる!マンガ風スライドはこちら


AI活用について、社内でどう進めるべきか迷っていませんか?
AI-Brainでは、個人事業や現場の事業者向けに30分の無料相談を実施しています。
まずはお気軽にご相談ください。

30分無料相談はこちら

AI活用を一緒に考える(無料30分)

この記事をシェアする

ホームTOPICS

コピペで使えるLP診断プロンプト──AI...