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2026/02/12

マーケ担当者必見!プロ並みの「N1分析」が手に入るプロンプトを紹介(実例つき)

筆者/喜多 辰徳

「N1分析やりたいんですよね」と言いながら、現実はこうなりがちです。

・顧客インタビューの時間が取れない
・実施しても人数が少なくて確信が持てない
・結局“年齢・性別・職業”で止まり、施策に落ちない


私自身、このようなケースが過去に何度もありました。ペルソナは作れる。でも、広告文やLPの言葉に変換できない。そんな時に役立ったのが、ChatGPTで「インタビューっぽい深さのN1」を生成するプロンプトです。

この記事では、コピペで使えるプロンプトと、実例として「第七ギョーザの店」での出力イメージを紹介します。


この記事でできるようになること

このプロンプトを使うと、N1分析の“使える材料”が一気に揃います。

・リアルな顧客像(生活スタイルや価値観まで)
・購買(来店)までのストーリー(検索ワードも出る)
・体験の変化(どの場面で何が良くなるか)
・深層心理(本当の動機、自己イメージ)
・インタビューで出そうな生の声(コピーに転用しやすい)
・マーケ施策への示唆(メッセージ、導線、改善点)

「ペルソナ資料」で終わらず、広告・LP・記事・SNSに“翻訳”しやすくなるのが一番大きいです。


使う前に:Thinking(拡張)とプロジェクト機能をおすすめする理由

同じプロンプトでも、通常モードだと「それっぽいけど薄い」出力になりやすいです。N1は“細部”が命なので、可能なら Thinking(拡張) を推奨します。

そして、継続して使うなら プロジェクト機能 がかなり効きます。プロンプトや出力、追記したメモを同じ場所に溜められるので、商材ごとにN1を“育てる”運用ができます。


手順① ChatGPTで下記のプロンプトを入力(コピペOK)

※Thinking(拡張)モード推奨
※プロジェクト機能推奨
※下記プロンプトは、できれば改変せずそのまま使ってください

# N1分析回答生成プロンプト

あなたは、指定された商材について、実際の顧客インタビューで得られるような深い洞察を含むN1分析結果を生成します。

## 入力形式
商材名:[ここに商材名を入力]

## 出力指示

以下の形式で、1人の具体的な顧客の詳細なストーリーを作成してください:

### 1. 顧客プロファイル
**基本情報**
- 名前(仮名)、年齢、職業、家族構成
- 居住地、生活スタイル
- 趣味、関心事、価値観

**ペルソナの特徴**
- この商材のターゲットとして典型的だが、個性的な特徴も含む
- リアルな人物像が浮かぶ具体的な描写

### 2. 購買に至るストーリー

**きっかけ(具体的なエピソード)**
- いつ、どこで、何をしている時に課題を感じたか
- その時の感情や状況の詳細
- 例:「在宅勤務が増えて、朝の10時頃になると必ず頭痛がしてきて...」

**それまでの対処法**
- 課題をどう凌いでいたか
- なぜそれでは不十分だったか

**情報収集プロセス**
- 最初に調べた方法(検索ワード含む)
- 参考にした情報源とその理由
- 誰に相談したか、なぜその人か

**比較検討の詳細**
- 検討した他の選択肢(具体的な商品名)
- それぞれの評価ポイント
- 迷った点、不安だった点

**購入の決め手**
- 最終的な決定打となった要素
- 購入時の心理状態
- 「これなら」と思った瞬間

### 3. 使用体験と変化

**初期体験**
- 開封時の印象
- 初めて使った時の具体的な感想
- 期待との違い(良い面、悪い面)

**日常への組み込み**
- どのように生活に取り入れたか
- 使用頻度とタイミング
- 予想外の使い方

**もたらされた変化**
- 解決された課題
- 予期しなかった良い変化
- 新たに生まれた習慣

### 4. 深層心理と本質的価値

**真の購買動機**
- 表面的な理由の奥にある本当の動機
- 自己実現や承認欲求との関連

**商材がもたらす感情的価値**
- 使用時に感じる感情
- 自己イメージの変化
- 他者からの評価

### 5. 具体的な発言例

以下のような、実際のインタビューで出てきそうな生の声を5-7個含める:

- 「正直、最初は○○だと思ってたんですけど...」
- 「夫に『また無駄遣いして』って言われそうで...」
- 「でも使ってみたら、朝の時間が全然違うんです」
- 「友達が『それいいね』って言ってくれて...」

### 6. マーケティングインサイト

**発見された顧客インサイト**
- 顕在化していない潜在ニーズ
- 購買行動の特徴的パターン
- ブランド選択の本質的理由

**示唆される施策**
- 効果的なメッセージング
- 最適なタッチポイント
- 商品改善のヒント

## 生成時の注意点

1. **具体性を重視**
   - 曖昧な表現を避け、具体的な場面、時間、場所を含める
   - 数字や固有名詞を適切に使用

2. **感情の機微を表現**
   - 迷い、不安、期待、喜びなどの感情の変化を描写
   - 購買決定における感情的な要素を重視

3. **リアリティの確保**
   - 完璧すぎない、人間らしい矛盾や迷いを含める
   - 失敗体験や不満点も適度に含める

4. **ストーリーの一貫性**
   - キャラクター設定と行動の整合性を保つ
   - 前後の文脈が自然につながるように

手順② 商材名を入れて実行(例:第七ギョーザの店)

プロンプト内の「商材名」だけを入れ替えます。

例:
商材名:第七(第7)ギョーザの店

ここで迷う人が多いのですが、商材名は“店舗名/サービス名/商品名”のどれでもOKです。


手順③ 回答例


この6パートが“そのまま施策の材料”になる

出力は基本的に次の流れで出てきます。

1. 顧客プロファイル
ここは属性よりも、生活の制約が宝です。「残業が多い」「休日の動き方」「時間の使い方」みたいな部分が、訴求の角度を決めます。

2. 購買(来店)に至るストーリー
個人的に一番おすすめはここ。なぜなら、検索ワードが出てくる=広告文や記事見出しの原材料 だからです。「混雑」「予約」「テイクアウト」「駐車場」みたいに、ユーザーが本当に気にしていることが言語化されます。

3. 使用体験と変化
ベネフィットが「気分が良い」みたいな抽象になってたら弱いです。このパートは、どの場面で、何がどう良くなるかが書かれやすいので、LPの“利用シーン”にそのまま落とせます。

4. 深層心理と本質的価値
表面は「美味しい」「便利」でも、深層は「通っぽく見られたい」「地元を案内できる自分でいたい」みたいな話が出てきます。ここが刺さると、コピーが一段強くなります。

5. 具体的な発言例(生の声)
ここは本当に使えます。広告やLPって“言い方”で勝負が決まることが多いので、生声を起点にコピーを量産できます。

6. マーケティングインサイト
最後に施策の方向性まで出ます。ただし、ここは鵜呑みにせず「筋が良いか」をチェックして採用するのがコツです。


重要:AIのN1を“鵜呑みにしない”検収の型

AIは、もっともらしい一貫性を作るのが上手いです。でもそれは事実ではありません。施策に使うなら、最低限これだけ確認してください。

・行動の起点(いつ・どこで・何に困ったか)が現実的か
・比較検討(代替案や競合)が業界の実態とズレてないか
・検索ワードが実在しそうか(可能ならSearch Console等で裏取り)


さらに伸ばす:N1から施策へ落とす簡単なやり方

せっかくN1が出ても「で、何作る?」で止まるのが一番もったいないので、私はこうやって次に繋げています。

・生声(発言例)→ 広告コピー案を10本作る
・検索ワード → 記事の見出し案、LPのFAQに変換する
・迷った点/不安 → “反論処理”のセクションを作る(比較表、保証、導線)
・深層心理 → ブランドメッセージの軸を1行で作る

この流れでやると、N1が「読み物」じゃなく「制作の材料」になります。


まとめ:自社商品にも、クライアントのN1分析にも有効。

このプロンプトは、自社商品はもちろん、クライアント先のN1分析にもかなり有効です。出力をたたき台にすれば、具体的なペルソナ設定、販促施策へと拡張していくこともできます。ぜひ、お試しくださいね。

<Information>
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