TOPICS

2026/04/22

ChatGPT Images 2でブランドデザインを作ってみた|ロゴ1枚から全展開した実例3つ

筆者/喜多 辰徳

ロゴは外注で作ったけれど、パッケージやSNSバナー、アパレルまで揃えようとすると、見積もりが一気に数十万円に膨らむ。地方の中小企業でブランドを預かる方なら、一度はぶつかる壁ではないでしょうか。

今回は、ChatGPTの画像生成機能(本記事では「Images 2」と呼びます)に、自社のロゴ画像とシンプルなプロンプトを渡すだけで、商品パッケージから広告・SNS・アパレルまで一貫したブランドビジュアルが生成できるかを検証しました。

実際に3つのブランド(AIのチカラ/AI-Brain/金沢日和)で試した結果と、そのまま使えるプロンプト雛形をお届けします。


なぜ「ロゴ1枚」からブランド全展開が必要なのか

ブランドは、ロゴ単体ではなく「売り場で見たバナーとSNSで見た投稿が同じ世界観だ」と感じられた瞬間に、はじめて顧客の記憶に定着します。

とくに地方の中小企業では、外注で全アイテムを揃えるとロゴ込みで100万円前後が相場です。一方、AI画像生成を使えば、同じ世界観のビジュアルを数分で候補出しできます。結果として、社内合意のスピードと、外注先に依頼する範囲の選別が一気に進みます。


使ったプロンプトは、ほぼ共通の1文だけ

今回3ブランドで使ったプロンプトは、サービス名を差し替えた以外はほぼ共通です。

このロゴを軸に、商品パッケージ・広告クリエイティブ・SNSバナー・アパレルデザインまで一貫したブランドビジュアルにしてください。サービス名は「〇〇」です。

ポイントは3つあります。

・ロゴを画像として添付すること(テキスト説明だけでは世界観が散る)


・生成してほしいアイテムを4〜5種に絞ること(多すぎると1枚あたりの解像度が下がる)


・サービス名を必ず明記すること(ロゴ内の文字が生成時に揺れるため、テキストでの補強が効く)


実例1:AI情報メディア「AIのチカラ」

和筆で書かれたロゴを軸に生成したところ、墨の筆跡と水墨画風の地方風景が連動したトーンで、パッケージ・広告・SNS・Tシャツ・フーディ・トートまで出力されました。

印象的だったのは、ビジュアルアイデンティティのページが自動で組まれていた点です。カラーパレット(ブラック/アクセントレッド/メタリックシルバー)、グラフィックモチーフ(筆の躍動・地域の風景・AIの光)、アイコンセット(LOCAL/AI/MEDIA/INSIGHT/NEWS)まで一気に提示され、そのままブランドガイドラインの叩き台に使える水準でした。


実例2:AIソリューション「AI-Brain」

青い三角形のロゴから、「Smarter AI. Stronger Future.」というコピーまでブランド側で設定した状態で生成。結果、ヒューマノイド写真×ネットワークビジュアルの広告、プレミアムボックス・ポーチ・ラベル缶のプロダクトパッケージ、さらにキャップまで含むアパレルが出力されました。

AIのチカラが「和・墨・地方」なのに対し、AI-Brainは「テック・青・グローバル」という対照的な世界観が、同じプロンプト雛形できれいに出し分けられたのが収穫です。ロゴの形状と色が、想像以上にブランドトーンを決めているとわかりました。


実例3:地域情報メディア「金沢日和」

二重の円+水引結びのロゴから、和紙テクスチャ・金箔・砂紋といった素材感、ひがし茶屋街の夕景を使った広告、菓子詰め合わせボックスや加賀棒茶ティー缶、ラッピングペーパーまで生成されました。

注目すべきは、パッケージに「旅の余韻を、持ち帰る。」というコピーが自然に添えられ、タグやシール、掛け紙といったギフト需要の小物まで網羅された点です。和のブランドでは、こうした「贈答シーン」を含めた一貫性が記憶に残ります。AIが単なる素材出しではなく、ブランド世界観の文脈まで補完してきた例といえます。


3ブランドを作って見えた、使いこなしのコツ

・ロゴの特徴(筆・幾何学・和紋)が強いほど、展開の統一感が出やすい


・「サービス名」は必ずプロンプト内にテキストで明記する


・生成後は「色番号」「フォント名」「モチーフの由来」を人の目で確認する


・一発で完成を狙わず、3〜5回の生成から良いカットを組み合わせる

外注の完全代替ではなく、「外注に渡す前のブランドブリーフ」をAIで作る、という使い方が現時点では最適解です。


よくある質問(FAQ)

Q1. 生成した画像は商用利用できますか?

A. ChatGPTで生成した画像は、OpenAIの利用規約上、ユーザーに利用権限が付与されます。ただし他者の商標や著名人の肖像などの権利を侵害しない範囲に限られます。公開前に必ず目視確認してください。

Q2. ロゴの文字が崩れて出力される場合はどうすれば?

A. 添付ロゴとは別に、プロンプト内で「サービス名は〇〇」と明記し、パッケージやバナーにテキストとして別レイヤーで入れる指示を加えると安定します。

Q3. どのくらいの枚数を生成すれば使える候補が出ますか?

A. 今回の3ブランドはいずれも1回だけのポン出し生成です。実際には、2〜3回生成して気に入ったものを使うのがおすすめです。

Q4. 印刷データとして納品できますか?

A. 現状の生成画像はWeb表示向けの解像度が中心です。印刷用の高解像度データは、最終選定後にデザイナーへアウトラインデータ化を依頼する流れが現実的です。


まとめ

・ロゴ1枚とほぼ共通のプロンプトだけで、3ブランドとも一貫したブランドシートが生成できた


・AI画像生成は「外注の代替」ではなく「外注前のブランドブリーフ」として機能する


・まずは自社ロゴで試し、社内のブランド合意形成に使うのが最短ルート

次の一歩として、自社ロゴの画像と、上記のプロンプト雛形を使って1枚だけ生成してみてください。見えてくる景色が変わります。

▼3分で理解できる!マンガ風スライドはこちら


AI活用について、社内でどう進めるべきか迷っていませんか?
AI-Brainでは、中小企業向けに30分の無料相談を実施しています。
まずはお気軽にご相談ください。

30分無料相談はこちら

AI活用を一緒に考える(無料30分)

この記事をシェアする

ホームTOPICS

ChatGPT Images 2でブラン...