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2026/03/24

写真が暗い? ChatGPTの「アプリ」機能でAdobe Photoshopを使って補正してみた

筆者/喜多 辰徳

セミナーや講演の記録写真を見返して、「暗い」「表情がよく見えない」と感じたことはないでしょうか。

室内照明だけで撮影すると、どうしても全体が暗くなりがちです。かといって、Photoshopを触ったこともない。外注するほどの枚数でもない。そんなとき、ChatGPTの「アプリ」機能が使えます。


ChatGPTの「アプリ」機能とは

2025年12月、ChatGPTに「アプリ」機能が追加されました。ChatGPTのチャット画面から、外部アプリの機能を直接呼び出せる仕組みです。

対応アプリにはAdobe Photoshop、Adobe Express、Adobe Acrobatなどがあり、画像の編集やデザイン作成、PDF処理をチャット上で完結できます。ChatGPTの無料アカウントでも利用可能で、Adobe IDの無料登録だけで始められます。

最大のポイントは、Photoshopの操作画面を開く必要がないことです。日本語で「こうしたい」と伝えるだけで、AIが編集を実行してくれます。


実際にやってみた:講演写真を補正する

AI-Brain代表 柏野真吾の講演写真を使って、実際に試してみました。手順を順番に紹介します。

1. ChatGPTの左メニューから「アプリ」を開く

ChatGPTにログインし、左側メニューの「アプリ」をクリックします。対応アプリの一覧が表示されます。

2. Adobe Photoshopを選択する

一覧からAdobe Photoshopを選びます。初回のみAdobe IDでのログインが求められますが、無料アカウントで問題ありません。

3. チャットを開始し、画像と指示を送る

「チャットを開始する」をクリックし、補正したい画像を添付します。今回の指示文はこちらです。

添付画像を自然光のように明るくしたい

4. 補正結果が返ってくる

数秒で補正された画像が表示されました。人物を中心に明るさが持ち上がり、影が少し起こされ、色味も自然寄りに調整されています。

どこをどう調整したかをChatGPTが説明してくれる点も便利です。「何が変わったのかわからない」ということがありません。表示されるスライダーを使えば、明るさの強弱をさらに微調整できます。


他にどんなことができる? と聞いてみた

「明るさ補正の他に、どんなことができますか?」と続けて聞いてみました。返ってきた内容を要約します。

・色味の補正 ── 少し暖かくして自然光っぽく見せる、青白さを抑える、肌色を健康的に見せるといった調整ができます。

・明暗の細かい調整 ── 単純に全体を明るくするだけでなく、白飛びしそうな明るい部分を抑えたり、顔やスーツの暗い部分だけを持ち上げたりできます。

・コントラスト調整 ── 写真をシャキッと見せる方向にも、やわらかく自然に見せる方向にも振れます。講演写真やプロフィール写真では控えめが基本とのことです。

・彩度の調整 ── 全体を派手にすることもできますが、講演写真ではやりすぎると投影スライドや肌が不自然になるため、少し上げる程度が安全です。

・背景まわりの処理 ── 背景を少しぼかして人物を目立たせる、不要物を消すといった編集にも対応しています。

ChatGPTはこの写真に対する優先順位まで提案してくれました。
1位は「顔まわりを自然に明るくする」
2位は「色味を少し暖かくする」
3位は「左の扇風機や配線など、気が散る要素を弱める」。

講演・ビジネス用途では「自然」「清潔」「見やすい」が正解で、強いエフェクトや過剰な美肌化は信用を落とすという指摘もありました。


できること・できないことの線引き

チャット上でできるのは、明るさ、色味、ぼかし、エフェクトといった基本的な補正です。レイヤーを重ねた合成やパスを使った精密な切り抜きなど、高度な編集はPhotoshop本体が必要になります。

ただし、ChatGPT上の編集結果から「Photoshopで開く」ボタンを押せば、ブラウザ版Photoshopにそのまま引き継げます。「まずChatGPTでざっくり整えて、必要なら本体で仕上げる」という使い方ができる設計です。


まとめ

Photoshopの知識がなくても、ChatGPTとの会話だけで「使える写真」に仕上がることが確認できました。

非デザイナーにとって一番ありがたいのは、「何をどう直せばいいかわからない」という問題に対して、AIが優先順位まで提案してくれる点です。写真編集の経験がない人ほど、この機能との相性がいいと感じました。

無料で試せるので、まず手元の講演写真やイベント写真で、一度使ってみてください。

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